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2019.12.27

【風邪予防に美肌効果も】冬のごちそう「牡蠣」の驚くべきパワーとは?

ダイエットプラス

クリーミーな味わいでとても美味しい牡蠣は、海のミルクと呼ばれるほど栄養満点。具体的にはどのような栄養価があるのでしょうか?また、私たちの体にはどのような効能があるのでしょうか?食べ方にも注意が必要です。牡蠣について詳しく見ていきましょう!

牡蠣に含まれる栄養価とは?

牡蠣は「海のミルク」と呼ばれるほど、非常に多くのビタミンやミネラルが含まれています。100gあたり約60kcalなので、ヘルシーかつ良質なたんぱく質も豊富。

また、亜鉛の含有量は食材の中でもトップクラスと言われており、風邪などの症状予防には欠かせない栄養素だと考えられています。

効能はどんなものがあるの?

肝臓の強化で二日酔い防止

牡蠣に含まれるタウリン、ビタミンB12には、肝機能を強くする働きがあります。そのため、飲酒などによって弱った肝機能を助けて、悪酔いや二日酔いを予防する効果が期待されています。

免疫力アップ&美肌効果

牡蠣に多く含まれている亜鉛は、免疫細胞を活性化させる働きがあるため風邪予防に効果的だと考えられています。そのほかにも、皮膚や軟膜、爪、髪の毛などを正常に保つのに役立ち、美肌・美髪を育てると言われています。

イライラの解消

カルシウムが不足するとストレスが溜まりやすくなるという話はよく聞きますよね。

これには、カルシウムとマグネシウムのバランスが関係しており、これが乱れるとイライラしたり、抗うつ感などのストレスを生じるほか、筋肉が正常に動かなくなったりする可能性もあると言います。

牡蠣にはカルシウムやマグネシウムが含まれているため、ストレス対策としても魅力的な食材だと考えられています。

疲労回復

牡蠣にはグリコーゲンも豊富に含まれています。グリコーゲンは体内で蓄えられているエネルギー源です。エネルギー不足になった時に分解されて体内で供給されます。そのため、疲労回復、集中力アップ、脳の活性化に役立つと言われています。

貧血

特に女性は月経やダイエットによる食事制限等で鉄不足になりがちに。鉄が不足すると、体内に酸素や栄養が行き届かなくなるため、目まいや疲労、貧血、免疫力低下を招き、顔色も悪くなると言います。

牡蠣は鉄が豊富に含まれているのはもちろん、鉄の吸収や代謝に欠かせないビタミンB12や銅なども含まれているため、貧血予防などには効果的です。

食べ方は?

牡蠣の旬は、グリコーゲンが最も多くなると言われている1~2月頃です。新鮮な牡蠣は、ひだの黒い部分がしっかりと縮んでおり、中身の部分がふっくらと膨らみ乳白色で光沢があります。また、ビタミンCが豊富なレモンと一緒に食べることで、鉄の吸収率がより高まります。

食中毒の注意

牡蠣は食中毒を起こしやすいというイメージはありませんか?

牡蠣で食中毒を起こす確率として、一番多いのが生食だと言われています。しかし、火を通していても加熱が十分に行われていない場合は菌やウイルスが死滅していないことも。

牡蠣を購入する時には、「生食用」と「加熱用」をしっかりチェックしましょう。どんなに新鮮だと感じても、未処理の「加熱用」の牡蠣は生のまま食べないように十分に加熱するようにしましょう。

最後に…

とても美味しい牡蠣は食べ方には気をつける必要があります。しかし、しっかりとした処理や調理を行えば、安全に美味しく食べられることでしょう。牡蠣に含まれる栄養を余すことなく摂取して、健康な体を目指しましょう!

(著者:DietPlus管理栄養士 (管理栄養士))

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