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2020.01.13

電車の乗り換えを楽にするアプリ活用法【定時帰りのライフハック#10】

kencom公式:心理学ジャーナリスト・佐々木正悟

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当連載の3回目で、地図が読めない人に向けてマップアプリの有効性と活用法について解説しました。

今回は、その中でも少し紹介した電車の乗り換えアプリについて、さらに詳しく解説したいと思います。

より効率的に乗り換えるためにはアプリを厳選しよう

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昔と違ってスマホにアプリを入れておきさえすれば、まったく土地勘のない、地名もほとんど分からないようなところに訪れたとしても、ほぼ最短の路線を間違うことなく選ぶことができるようになりました。
改めて考えてみると、これはけっこうすごい進歩です。

インターネット時代以前であれば、時刻表の細かい地図を一生懸命探したり、当地のパンフレットなどをもっていないと、まるで知らない、しかも大きな都市に行くのは相当の時間的余裕を見ておく必要があったものです。

たとえば先日私は、セミナーで大阪に出かけました。
大阪はもちろん大きな都市なので、JRも地下鉄もさまざまあります。地名を読むこともできない駅で乗り換えたり、適切な地下鉄路線を選択するのはかなり難しい。
でも、アプリの情報をもとに、ただただ機械的にしたがえば、ちゃんと目的地につけるわけです。

著者オススメのアプリ3選

中でも非常に使い勝手のいいサービスは、私の試した中では次の3点です。

・Yahoo!乗換案内
・駅すぱあと
・Googleマップ

それぞれどんなアプリかを解説していきましょう。

(1)Yahoo!乗換案内

一般的には、このアプリを使うのがいいと思います。
途中の停車駅がすべて表示されるし、乗り換え番線も表示され、前、中、後ろの、どの車両に乗っていれば乗り換えしやすいかまで教えてくれ、きわめて実用的です。

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マニアックながら、電車が遅れたときなどSNSでどうつぶやかれているかをタイムラインで読むことができます。この機能は意外なくらい重宝しています。
また地味ながら、他のいろいろなサービスと比較してみたところ、安定して検索速度がスピーディです。遅くなったりすることがほとんどありません。
使用頻度が非常に高いアプリなだけに、0.1秒でも速いほうが継続して使いたいという気持ちが高まります。

(2)駅すぱあと

こちらのアプリの最大のメリットはApple Watchとの連携が素晴らしい点です。これだけは『Yahoo!乗換案内』にはない機能です。

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Apple Watchユーザーだけが享受できるアドバンテージですが、やはりスマートウォッチは電車の乗り換えで焦っているようなときほど重宝するガジェットです。
スマホを取り出す時間も惜しい。そんなこともあるわけです。
もちろん表示も見やすく美しく、途中駅の表示など『Yahoo!乗換案内』で重宝している機能の大部分を押さえてあります。
ただ、あえて言えば『Yahoo!乗換案内』の方がほんのわずかとはいえ、検索結果の表示が素早いというデメリットもあります。

(3)Googleマップ

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最近になって乗換案内だけでは少々心もとないと思うとき、こちらのサービスをフル活用する機会が増えてきました。
「フル活用」というのは要するに、そもそも「道順を知る」ためにはマップを使うしかなかったからです。
だから、Googleマップひとつあれば、道順を知ることも、電車の乗り換え情報を知ることも、できたわけです。『Yahoo!乗換案内』はなくても、済ませようと思えば済ませられます。
それでも『Yahoo!乗換案内』を使っているのは、やはり専用アプリの便利さゆえです。到着時刻をセットしたりするのに、Googleマップのインターフェイスは少し癖があるように思えます。
Googleマップが良いのはなんと言っても、駅間の移動だけではなく、駅から少し歩く必要があるときです。
駅自体が大きな場合など、目的の場所に行きにくい改札口にでてしまうと、所要時間が大きく変わります。
ですから、単に駅に着けば良いのではなく、駅からの道順がよくわからないケースでは、乗換専用のアプリよりも、マップの方がベターです。

シーンに合わせて最適なアプリを使おう

結論として、私としては3つのアプリ全てを入れておくことをおすすめします。解説通り使うシーンが異なるからです。

特に知らない場所へ移動するケースではGoogleマップを、知っている場所へ行く際には他の2つを使用する形になります。
これらを使いこなすことで、少なくとも電車など公共交通機関を使った移動では大幅にストレスを減らせるはずです。

著者プロフィール

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■佐々木正悟(ささき・しょうご)
心理学ジャーナリスト。「ライフハック」の第一人者。専門は認知心理学。1997年獨協大学を卒業後、ドコモサービスに入社。2001年米アヴィラ大学心理学科に留学。04年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。05年帰国以来、「効率化」と「心理学」を掛け合わせた「ライフハック心理学」を探求し続けている。
著書にベストセラーとなった『ビジネスハックス』『スピードハックス』などのハックシリーズ(日本実業出版)のほか、『先送りせずにすぐやる人に変わる方法』(中経出版)、『やめられなくなる、小さな習慣』(ソーテック社)などがある。

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