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2019.12.24

生理の眠気はどう対策すべき?【1分で学べる病気の疑問】

kencom公式:ライター・森下千佳

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医師からのコメント

女性の中には、生理前に眠くなる方が多くいます。これは、プロゲステロンによるものです。
私たちの身体は、日中は体温が高く保たれていますが、眠りにつくときには深部体温を下げることで、脳と身体をしっかりと休息させる仕組みになっています。

しかし、女性は生理前に高温期という期間があり、この間は深部体温があまり下がりにくくなります。
すると、眠ってる間の眠りの質が悪くなってしまい、昼間に眠くなってしまうのです。

ですから、生理前はそもそも眠くなりやすいということを知っておいて、睡眠時間をいつもよりたっぷり取るなど対策をすると良いと思います。
可能ならばお昼寝をするのも効果的です。
日本の女性は特に睡眠時間が足りていないことが多いので、7〜8時間を目指しましょう!

▼もっと詳しく「生理痛」や「PMS」を知りたい方は記事をチェック!

監修医師

■高尾美穂(たかお・みほ)先生
イーク表参道 副院長
東京慈恵会医科大学大学院修了後、慈恵医大病院 産婦人科助教などを経て現職。専門は婦人科がん(特に卵巣がん)。産婦人科専門医・医学博士・スポーツドクターのほか、ヨガ講師としてGyne Yogaを主宰する。

著者プロフィール

■森下千佳(もりした・ちか)
お茶の水女子大学理学部卒。2000年に東海テレビ放送に入社し、主に報道記者として事件、事故を取材制作。女性ならではの目線で取材先の言葉や見過ごされがちな出来事を引き出す事を得意とする。2009年に家族の転勤で、ニューヨークに渡り4年間移住。当時日本ではなかなか手に入らなかったオーガニックのベビー商品、コスメなどを日本に届けるベンチャー起業を立ち上げに関わる。2013年帰国し翌年に女児を出産。2016年より子宮頸がん検診の啓発活動と健康教育を手掛ける一般社団法人の理事を務める。2019年よりフリーのエディターとして、主に女性と子供の健康、子育てに関する取材、発信している。