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2019.12.28

お正月はカンタン飾り切りで華やかに!飾りかまぼことお雑煮【身体が変わる10分レシピ#121】

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

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お正月料理に欠かせない食材といえば、紅白のかまぼこ。料理が一気に華やかになり、お正月気分が盛り上がりますね。ただ切って盛り付けるだけでも十分ですが、少し工夫して切ってみるだけでさらに華やかになります。

今年最後のレシピは、かまぼこの飾り切りアレンジ。簡単にできるものから、ちょっと難しいものまで数種類の作り方をご紹介します。お雑煮はもちろんおせち料理に入れたり、お正月に来客がある時にお皿に飾るだけで素敵になりますよ。

かまぼこの飾り切り

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6種類のかまぼこの飾り切りを難易度順にご紹介します。紅白のかまぼこと包丁さえあれば簡単にできますよ。

市松(難易度☆)

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1:かまぼこの赤と白を5mm幅に2枚ずつ切り、それぞれを横半分に切る。

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2:市松模様になるように、紅白それぞれを互い違いに並べれば完成。

バラ(難易度☆)

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1:白いかまぼこを1cm幅に切る。赤いかまぼこは2~3mm幅に3枚切る。白いかまぼこの中央部分に3cm程度の長さに下の方まで切り込みを入れる。

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2:赤のかまぼこをくるりと巻き、その上に重なるようにもう1枚、もう1枚と巻いてバラの花を作る。

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3:2のバラ状のピンクのかまぼこを、白のかまぼこの切り込みに差し込む。

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4:あれば、さっと茹でたさやいんげんを斜め薄切りにして葉っぱに見立てて飾る。
※さやいんげんは電子レンジで20秒加熱でもOK

手綱(難易度☆)

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1:赤いかまぼこを1cm幅に切り、表面の赤い部分を皮をむくように7分目までそいで切り込みを入れる。

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2:そいだ部分の赤い皮の中央に2cm程の切り込みを入れる。

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3:切り込みにそいだ皮の端を下からくぐらせる。

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4:1回くぐらせて引っ張ったら完成。

うさぎ(難易度☆☆)

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1:赤いかまぼこを1cm幅に切り、赤い部分を皮をむくように7分目までそいで切り込みを入れる。

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2:そいだ赤い皮の先端1cm程度を切り取り、赤い皮の中央を2等分にする切り込みをいれてうさぎの耳をつくる。

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3:2で切り取った赤い皮にストローで穴を2個空け、目を作る。

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4:白いかまぼこの目になる場所にストローで穴をあけ貫通させる。3で切り抜いたピンクの目をはめ込む。

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5:両耳をやさしく折り曲げて内側に入れ込んで整えたら完成。

蝶々(難易度☆☆)

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1:赤いかまぼこを6mm幅に切り、その中央に下を切り離さない程度(5mmくらい)を残して切り込みを入れる。

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2:横半分に切る。

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3:端から3mm幅に上から切り離さない程度に(5mm程度残して)切り込みを入れ、そこからさらに3mm幅のところに今度は下から真ん中程度まで浅い切り込みを入れる。

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4:蝶々の羽の部分を広げ、浅い切り込みに根本部分を押し上げてのせ触角部分をつくる。

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5:飾る際に形を整えたら完成。

孔雀(難易度☆☆☆)

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1:赤いかまぼこを1cm幅に切り、上(赤い部分)から下3mm程度切り離さないように2mm幅の切り込みを入れる。

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2:同じ方向に折り込んでいき、1周させる。

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3:飾る際に形をととのえたら完成。

お雑煮

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お雑煮の作り方もご紹介します。上でご紹介したかまぼこの飾り切りを乗せると見た目がとても華やかになりますよ。

【材料(2人分)】

餅 2個
鶏肉  小1/2枚
かまぼこ 1片
小松菜 1株
人参 1/6本
三つ葉(あれば) 少々
ゆずの皮(あれば) 1~2片

だし 400cc


酒 大さじ1  
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
塩 少々

【作り方】

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1:鶏肉は小さめの一口大に切り、かまぼこは薄切りにする。小松菜は4cm幅に切り、人参は半月のうす切りにする。ゆずの皮は薄切りにしておく(細切りにして切り込みを入れて松葉にしてもよい)。

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2:鍋にだし汁、Aの調味料、鶏肉と人参を入れて火にかけ、鶏肉に火が通るまで煮る。

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3:餅はグリルかトースターで焼くか、ラップをかけずに600wの電子レンジで1個50秒程度加熱してやわからくしておく。

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4:2の鍋に小松菜を加え、火が通ったら火を止める。

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5:器に餅を入れ、4の汁を上からかけたら、かまぼこ、ゆずの皮、三つ葉を飾る。

身体に嬉しい豆知識

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かまぼこは、アミノ酸バランスの良い良質なたんぱく質を豊富に含んだ白身魚から作られています。また低脂肪なので、手軽にとれる高タンパク低カロリー食品です。

そのまま食べても美味しいかまぼこは、このように飾り切りにするとお子さんも喜んで食べてくれますよ。今年のお正月にぜひチャレンジしてみてください。

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著者プロフィール

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■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。

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