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2020.01.07

プロが直伝!プチ不調を自分で和らげる『ツボ押し』術

kencom公式ライター:木戸恵子

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デスクワークが続いて肩がこったり、パソコンやスマホの画面を見続けているせいで夕方になると目がショボショボしたり…。
病気というほどではないけれど、慢性的な身体の不調に悩まされている人はたくさんいますよね?
そんなプチ不調を和らげてくれる『ツボ押し』について、アスカ鍼灸治療院院長の福辻鋭記さんに教えてもらいました。

福辻 鋭記(ふくつじ・としき)さん

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アスカ鍼灸治療院院長。日中治療医学研究会会員。
鍼灸にカイロプラクティックや整体を取り入れた独自の施術法が話題を呼び、TVに多数出演。
体の不調に限らず、ダイエットや美容、健康についても精通しており、さまざまな分野の書籍を出版。著書は60~70冊にのぼる。

そもそもツボって?

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ツボの始まりは今から2,000年以上前の中国と言われており、当時は身体の調子が悪い時に、患部をさすったり、魚の骨で押したり、太陽の光で温められた石を乗せたりしていたそうです。
そうするうちに、どこを押せば症状が緩和されるかなどが分かってきたことが、今のツボ療法につながっています。

ツボとは、どこを治療すればよいかを教えてくれる『治療点』でもあり、体の不調を知らせる『反応点』でもあります。
押して痛みを感じる場合やズーンと重みを感じる場合は、そのツボに関連する場所が弱っているということを教えてくれているのです。

ツボ押しの効果とは?

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血行改善

ツボ押しの最大のメリットは、血液の流れがよくなること。
ツボを刺激することで、血の巡りがよくなり、体の中で滞っていたものや溜まっていた余計なものが動き出します。
血行不良による体の不調を和らげることができるのです。

痛みやこりの緩和

ツボを押すと、痛気持ちいい感覚がありますよね。
ツボの周辺にある神経や筋肉を刺激することで緊張が和らぎ、痛みやこりを緩和するという効果もあります。

内臓の働きが活性化

ツボ押しと内臓、一見関係ないように思われますが、実は密接な関係があるんです。
ツボの周辺にある神経から脳へ刺激が伝わり、自律機能の調整を行う視床下部から、押したツボに関係する内臓へと指令が出ます。
そうすることで、内臓の働きを調整し活性化させてくれるのです。

ツボ押しのコツを直伝!

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ツボの探し方

痛みを感じたりだるいと感じる大体の場所を探して、手で押さえてみてください。
ズーンと響くところや押さえて気持ちいいと感じるところがあれば、そこがツボです。
ツボには正確な場所はなく、人によっても違いますし、日によっても場所が変わります。

ひとつの分かりやすい探し方として、骨のキワをたどるという方法があります。
ツボの多くは骨のキワに点在しているため、大体の場所を探したら、その近くの骨のキワを指で押してみてください。
ゴリゴリしたり、押すと気持ちいい場所を探しましょう。
多少ズレていても問題ないので、あまり神経質にならず「この辺かな?」と思う場所を押せばOKです!

上手な押し方

息をゆっくり吐き、筋肉をゆるめながら体の中心に向かってグーッと押していきます。
痛気持ちいい場所まできたらいったん手を止め、今度は息を吸いながら指を戻してください。
これを一ヵ所大体7~8回繰り返します。
やりすぎはよくないということはありませんが、ひとつのツボを押し続けても効果が上がるわけではありません。

また、どの指を使って押しても結構ですが、力を入れやすい親指が基本です。
顔など、押す場所が狭い場合は中指や人さし指を使うとうまく押せますよ!
エネルギーが伝わりやすいということもあり、指で押すのをおすすめしていますが、爪が長い方や足裏など刺激が伝わりにくい場所を押すときは、ツボ押し棒などを使ってもよいでしょう。

ツボを押すタイミング

朝起きてすぐや夜寝る前など、リラックスしている時に押すと、心も身体も休まります。
基本的にはいつ押してもよいのですが、食後すぐにお腹のツボを押すと気持ち悪くなることがあるので、食後は1時間ほど空けるとよいでしょう。

ツボ押しを控えたほうがいい場合

ツボのある場所に水ぶくれやジュクジュクした湿疹ができている場合は、避けてください。
また、高熱が出たときやお酒に酔っているときは控えましょう。

妊娠中の方は、安定期に入り医師の許可が出たら、体調をみながら押してみてください。
そして高齢の方は、入浴中は控えたほうがいいでしょう。
心臓を始め全身に負担がかかっている入浴中にツボ押しをすると、さらに刺激を与えてしまうからです。

自分で簡単にできるツボ押しをご紹介

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押す場所やタイミング、回数などに「絶対にこうしなければいけない」というルールがないのもツボ押しの魅力。
「これなら自分にもできそう」と思われた方も多いのではないでしょうか?

肩こり・ストレス・眼精疲労を和らげるツボとその押し方を動画でご紹介しますので、ぜひやってみてくださいね!

参考文献

福辻鋭記『体が整うツボの解剖図鑑』(エクスナレッジ)

著者プロフィール

■木戸恵子(きど・けいこ)
フリーライター。2007年から雑誌『AneCan』『Domani』『Oggi』などで執筆。
ほか、コスメブランドのホームページ制作や、Web媒体の執筆にも携わる。
ファッション、ライフスタイル、ヘルスケアなど、幅広いジャンルを担当。

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