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2019.12.18

みかん?加湿器?風邪予防のあるあるを医師が解説

kencom編集部

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風邪が流行り始めるとさまざまな風邪予防に関するトリビアを耳にすることが多くなります。

例えば「空気の入れ替えのために窓を開けよう」「風邪をひいてもお酒を飲めば、アルコール消毒で治せる」など。
理にかなっているような、そうでもないような。

信じていいものかと訝しげになりますが、ホントのところはどうなのでしょうか。
kencom監修医の石原先生に聞いてみました。

医師に聞く!風邪にまつわるトリビア7つのギモン

Q1:お風呂の温度で風邪の予防効果が変わる?

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A:医学的なエビデンスはない。自分が心地いいと思う温度で入浴を

41度ぐらいの湯温で入浴をすると免疫機能が活性化されて風邪をひきにくくなるということがよく言われますが、医学的なエビデンスはあまり多くはないようです。

「発熱時に人の体内で起きていることを考えれば、体温を高めると免疫機能が活性化するのはその通りです。しかし、入浴に関しては身体の外から温める上に、湯船から出たら冷えることを考えると免疫機能を持続的に高めるとは言えません。それよりも自分が心地いいと思う温度で入浴するのがいいでしょう」(石原先生)

入浴によるリラックス効果でストレスを解消する、程度に考えておいたほうがよさそうです。

Q2:空気の入れ替えは風邪の予防に意味がある?

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A:空気の入れ替えは効果的

『せっかく暖房が効いているのに、窓をあけて空気を入れ替えるなんてひどい』と思ったことはありませんか?実は風邪予防の観点からみると理にかなっているようです。

「乾燥すると風邪の原因となるウイルスが滞留しやすい状態になるので、空気の流れをつくることは意味があるでしょう。また、ハウスダストや花粉などが鼻や喉の粘膜についてアレルギー性の炎症を引き起こし、弱った粘膜にウイルスが感染することによって風邪をひくことも考えられます」(石原先生)

寒がりな人にとっては少し辛いですが、空気の入れ替えは重要なようです。
窓を開けてもいいように、少し厚着をするなど対策をしましょう。

Q3:湿度を高めるとインフルエンザにかかりにくくなる?

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A:インフルエンザのタイプによっては効果がありそう

「インフルエンザウイルスはA・Bの型があり、それにより異なる性質があります。加湿によって予防効果が期待できるのは主にA型になり、室内の湿度を60%程度に維持するとよいとされています。反対にB型は気温の変動の影響の方がより大きいという報告があり、加湿だけで100%防げるわけではないようです。日頃の手洗いや空気の入れ替えも合わせて行いましょう」(石原先生)

乾燥する時期は加湿器を稼働させた方がよさそうです。ただしお手入れは忘れずに。汚れた水や機器に雑菌がついていると、反対に菌をばらまいてしまいます。

Q4:熱が出たからと、おでこに手を当てて測れるの?

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A:多少はわかるかもしれないが、体温計を使った方がベター

触診は医療機関等でも一般的に行われていることなので、経験から測ることはできるかもしれません。しかし、体温は人それぞれです。熱が高いなと思ったら体温計で計測した方がベターのようです。

Q5:風邪のウイルスをアルコール消毒できるの?

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A:消毒に使うアルコールであれば効果はあるかもしれないが、お酒では無理

こちらは宴席が多くなるシーズンで聞かれる謎のトリビアです。

「80%を超える高濃度のアルコールにはインフルエンザウイルスなどの消毒効果がありますが、もちろん飲料用ではないので、現実的ではありませんね。飲酒用のアルコールは濃度が低いので、消毒効果は期待できないでしょう」(石原先生)

体調が悪いときの宴席では無理をせずノンアルコールのものをオーダーするか、自宅で静養するようにしましょう。

Q6:柑橘類は風邪の予防効果がある?

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A:ビタミンCの風邪予防効果は一定ありそう。風邪をひいた時に食べるのは要注意

風邪予防といえばビタミンCがよく聞かれますが、実は70年近く前から議論が交わされているものなんです。
現状では一定の予防効果はありそう、という論調の様子。

「予防効果は多少はありそうなので、適正量であれば食べてもいいでしょう。ただし、風邪をひいてしまったら自分の体調と相談するようにしましょう。柑橘類は消化にあまりよくないため、腹痛や下痢などの時はむしろ症状が悪化する可能性があるので注意してください」(石原先生)

風邪の時はあまりおすすめできないのは意外としらないのでは?ぜひ参考にしてみてください。

Q7:加齢により風邪の治りが悪くなるのか?

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A:身体機能の低下により風邪が長引く傾向にある

『歳をとってから風邪の治りが悪くなった気がする』という話をきいたことがありませんか?前までなら熱風邪ぐらい1日休めば平気だったのになぜか1週間ぐらい風邪の症状が長引くなんてことも。これには身体の機能が関係していそうです。

「加齢に伴い免疫力が下がると言われていますが、感染症の重症化は高齢者や幼児です。身体機能の衰えが免疫機能にも関係している可能性は否定できません。また、単に風邪だけでなく、合併症を併発している可能性もあるので、あまりにも治りが悪いようであれば医療機関で相談するようにしましょう」(石原先生)

風邪を100%予防するのは難しい

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風邪の原因とされるウイルスは200種類以上と言われています。一番の予防はウイルスに対して自身が免疫をもっていることですが、調べるのは難しく、かかるときはどうしてもかかってしまいます。

そのため、日頃からできる手洗いや換気、加湿をして、食事のバランスや簡単な運動を取り入れて対策するのがよさそうです。

万が一風邪をひいてしまっても、1週間程度で回復します。仕事や家事で忙しいとは思いますが、辛い時は無理をしないことが鉄則ですよ。
10日ほど症状が続くようであれば風邪ではなかったり、病気を併発している可能性があるので医療機関を受診するようにしてください。

(文・kencom編集部)

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