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2019.12.12

長時間時間を奪うネットを制限する仕組みを作る【定時帰りのライフハック#6】

kencom公式:心理学ジャーナリスト・佐々木正悟

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仕事を奪う原因の一つとして最近にわかに注目されているのが、スマホやPCの長時間利用です。
多機能ゆえについつい別のコンテンツを見てしまい、気がついたら1〜2時間経っているという事も多いでしょう。
その回避方法に関して、今回は提案してみたいと思います。

画面に時間を盗まれないために何をすべきか

ついつ画面は見てしまう

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先日あるニュースが流れていました。

私自身、1日6時間とはさすがにいかなかったものの、2時間以上は平気でゲームに費やしつつ学生時代を謳歌していたので、つい「そのくらい良いのでは?」と言いたくなってしまいます。
とは言え、少しは減らしたいと思う人があったら、ちょっと「ライフハックで」検討してみたいところもあります。
とりあえず考えられるのは、以下のような方法です。

・スクリーンタイムを使う
・リマインダーを使う
・ネット回線の届かないところにいく
・アナログな活動時間を設ける

この中でももっとも「健康的」なのはおそらく「アナログ活動時間」だと思います。たとえば散歩だったり、ボルダリングだったり。
ただこれは、少なくともライフハックではないので、今回は除外しておきましょう。けれども、私の考えではやっぱり身体を動かす方に時間をつぎ込むと、「長時間ゲーム」とはそもそも両立できないので、効果は大きいと思います。

仕組みとして『スクリーンタイム』を利用する

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しかし身体を動かすことが難しいケースもあるでしょう。その場合にはスマートフォンに頼るのも手です。
例えばiPhoneには自動でスクリーンタイムを計ってくれる便利な機能があります。「設定」からすぐ「スクリーンタイム」が見つかります。
これは特定のアプリを制限したりSNSの時間制限したりと、様々な機能があるものなのですが、私はこの機能を使って「自分の時間の使い方」を眺めるのが効果的であろうと思っています。

やはり、人間は自分で何かを止めるようにしたり、自分の行動を把握した上でそれを変えるようにしないと続きません。
私自身、SNS時間を1時間に設定してみたりしましたが、使えなくなったら設定から「制限を解除する」を選択したりして、結局止めてしまいました。
時間制限には、強い強制力がないと、効果があまりありません。

それよりはむしろ、自分のやっていることを自覚して、自発的にそれを改めようとしないと、行動は変わらないのです。

リマインダーとネット回線の切断も有効

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そういう意味では、リマインダーやネット回線の切断も、同じです。リマインダーならば、例えばゲームに夢中になっていそうな特定の時刻に、「いま何をしている?」と自分にリマインドするなどという方法が考えられます。

これは、スマホに標準のアラームでもできるでしょうし、iPhoneには『DUE』などのアプリもあります。
しかし、時間を打ち切るモチベーションがないと、警告が出るだけで止められるものではありません。やはり、自発的に自分で止めるという気持ちは欠かせないものです。

ネット回線の切断にしても、あえて切断することもできれば、「電波の届かない場所」に移動することも可能です。
けれど、ネット回線はすぐに元に戻せます。私の経験では、たとえばSNSなどを離れ、一時的でも仕事に集中するためには、ネットの届きにくい地下のカフェなどにこもってしまうのは効果があります。
おそらく「ここまでわざわざ来た」からには、簡単に戻ってネット再開しよう、という気にならなくなるからです。
つまりいずれにしても、機械的な仕掛けだけに頼るのではなく、記録は機械に任せるけれど、それを見て、自分というものをよく知って、そのうえで行動を変えようとするのが正解だと思うのです。

物理・精神両面から切り離す工夫を

人はついつい楽な方に流れてしまうものです。
そこで仕組みを作って切り離していくことが大切になります。
まずは、自分がどれくらいの時間、画面を見ているのかを知ることから始めてみましょう。

著者プロフィール

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■佐々木正悟(ささき・しょうご)
心理学ジャーナリスト。「ライフハック」の第一人者。専門は認知心理学。1997年獨協大学を卒業後、ドコモサービスに入社。2001年米アヴィラ大学心理学科に留学。04年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。05年帰国以来、「効率化」と「心理学」を掛け合わせた「ライフハック心理学」を探求し続けている。
著書にベストセラーとなった『ビジネスハックス』『スピードハックス』などのハックシリーズ(日本実業出版)のほか、『先送りせずにすぐやる人に変わる方法』(中経出版)、『やめられなくなる、小さな習慣』(ソーテック社)などがある。

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