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2019.11.29

どう防ぐ?何が有効?虫歯予防に関する疑問を切る!【虫歯Q&A#2】

kencom公式ライター:森下千佳

多くの人が一度は悩むのが虫歯について。特に気になるのがケアの面。
どうケアすることで虫歯を防ぐことができるのか、歯科医の堀江先生が答えてくれました。

虫歯予防の方法に関する疑問3つに堀江先生が答える!

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キシリトールは多くの果実や野菜の中に含まれる自然の甘味料です。キシリトールが虫歯を防ぐ理由のひとつは「虫歯の原因にならない」ということ。砂糖とは違いキシリトールは口の中で「酸」を作ることはなく、さらに酸の中和を促進する働きも持っています。また、虫歯の原因となるプラークの歯への付着を抑制し、歯の再石灰化を促します。
食後に歯磨きが出来ない場合などに、10分程度噛むのが歯に有効だと言われています。

ただし、キシリトールだけで虫歯を防げるわけではありません。毎日の正しい歯のケアが大切です。

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マウスウォッシュには「洗口液」と「液体歯磨き」の2つのタイプがあります。「洗口液」は口をすすぐためのものですが、「液体歯磨き」はブラッシングすることで、効果を発揮します。どちらのタイプも、うがいをしたからといって歯ブラシを使わなくていいということではありません。

最近では、プラークを分解・除去する成分が配合されている商品もあります。過信は禁物ですが、どうしても歯ブラシを使えないときなどは、代用しても良いと思います。

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歯ブラシは歯のケアの基本なので、歯並びや口内環境にあった効率的なケアのできる歯ブラシを選ぶことが重要です。一番良いのは、歯ブラシと歯間ブラシ、デンタルフロスなどと合わせて歯科医院で選んでもらうことです。
一般的な選び方は、ブラシの長さが奥歯の1〜1.5本分の幅であること。歯周病がある方などは、歯周病用のものを選ぶと良いでしょう。ブラシは1ヵ月を目安に交換するようにしましょう。

堀江幹子(ほりえ・みきこ)先生

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日本橋あみ歯科院長
鶴見大学卒業後、同歯科にて勤務。その後都内歯科にて勤務後2014年4月に日本橋あみ歯科を開業し、現在に至る。
歯科の雰囲気が苦手な患者もリラックスして治療を受けられると評判。特に予防歯科に力を入れている。

著者プロフィール

■森下千佳(もりした・ちか)
お茶の水女子大学理学部卒。2000年に東海テレビ放送に入社し、主に報道記者として事件、事故を取材制作。女性ならではの目線で取材先の言葉や見過ごされがちな出来事を引き出す事を得意とする。2009年に家族の転勤で、ニューヨークに渡り4年間移住。当時日本ではなかなか手に入らなかったオーガニックのベビー商品、コスメなどを日本に届けるベンチャー起業を立ち上げに関わる。2013年帰国し翌年に女児を出産。2016年より子宮頸がん検診の啓発活動と健康教育を手掛ける一般社団法人の理事を務める。2019年よりフリーのエディターとして、主に女性と子供の健康、子育てに関する取材、発信している。

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