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2019.11.25

意外と簡単なんです!出汁パックで始める出汁生活“はじめの一歩”

kencom公式:管理栄養士・圓尾和紀

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和食を作ることはあるけれど「今まで出汁をとったことがない…」という方、鰹節や昆布から出汁をきちんととるのは面倒くさいと感じている人も多いのではないでしょうか。

今回は、今夜から簡単に始められる出汁生活の一歩として、手軽な「出汁パック」の活用法をご紹介したいと思います。スーパーなどでも手軽に手に入るうえ、失敗なくサッと美味しい出汁がとれます。日々の食生活がより豊かに、健康的になりますよ。

出汁パックと顆粒だしの違いは?何が良いの?

普段、粉末の顆粒だしを使っているという方も多いのではないでしょうか。まずは顆粒だしと出汁パックの違いを見ていきましょう。

塩分や添加物を抑えられる

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顆粒だしは多くの場合、うま味成分以外にも食塩や糖が最初から添加されているものがほとんどなので、それだけ塩分や糖分を余分にとることに繋がってしまいます。

その点、出汁パックは天然の食材のみを使用したものが多くありますので、余計なものをとらずに済みます。
※出汁パックでも商品によって食塩や添加物が含まれる場合があるので、原材料をチェックしましょう。

「香り」の満足感

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加えて、顆粒だしで再現できないものとして「香り」が挙げられます。天然素材からとった出汁は複雑で芳醇な香りが出ます。お蕎麦屋さんやうどん屋さんの前を通ったときに感じる出汁の香りに、思わず食欲をそそられた経験はありませんか?
出汁の香り成分は鰹節だけで300種以上が発見されており、とても人工的な香料で再現できるものではありません。あの香りも込みで味わうからこそ食事の満足感や幸福感が生まれ、食べ過ぎを防ぐことにもつながります。

ここまでの話を聞くと、じゃあ出汁パックに挑戦してみようかなという気持ちになってきませんか?次に出汁パックの選び方をお話していきましょう。

出汁パックの選び方

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一口に出汁パックといってもその種類は様々です。一番使いやすいのは昆布や鰹節が素材のもの。日本人が一番慣れ親しんだ味で、どんな料理にも合います。もし、ベジタリアンやヴィーガンの方で、洋食の調理に使うのであれば野菜を使った出汁もおすすめです。

なお、販売されている出汁パックすべての商品が天然100%というわけではありません。「無添加」「化学調味料不使用」と表記されていても一部添加物が入っている場合があるので、素材にこだわりたいという方は原材料の欄をチェックして選ぶことをおすすめします。

出汁パックの使い方

それでは出汁パックの使い方についてご紹介しましょう。といってもものすごく簡単です。

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まず鍋に湯を沸かし、出汁パックを入れて3〜5分、弱火にかけて出汁パックを取り出します。これで一丁上がりです。出汁パックは雑味が出ることがあるため、絞らないほうがいいでしょう。また、強火で沸かしすぎるとこれも雑味が出ますので気をつけましょう。

とった出汁は香りが良いのでできればすぐ使い切りたいですが、冷蔵庫に入れておけば2〜3日は日持ちします。冷凍しておけば2〜3週間ぐらいは使えます。氷を作る製氷皿に入れて凍らせると、小分けに保存できるのでコンソメ感覚で料理に使うことができますよ。

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また、出汁パックの袋を破って中身をそのまま料理に使うこともできます。味噌汁やスープに入れる、炊き込みご飯に入れる、煮物や炒めものに加える、白菜やきゅうりなどの野菜に和えて浅漬けにする、など、出汁をとりながら具材としても食べることができます。出汁だけをとるよりも、素材そのものが持つカルシウムなどのミネラルをはじめとする栄養素も一緒に摂取できて一石二鳥です。

出汁のおいしさ再認識!まずは使ってみよう

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保存がきいて使いたいときにお湯を沸かせばサッと使える出汁パックは非常に便利ですね。これまで顆粒だしを常用していた方もぜひ一度お試しください。

また、次のステップアップとして昆布や鰹節などの素材そのものから出汁をとるのもいいです。比べるとやはり料理を食べたときの美味しさがまた格別です。私も時間のない時は出汁パック、ちょっとゆとりのある時は素材から出汁をとる、のように使い分けています。

肩肘張らずに、気軽に出汁生活を楽しみましょう。

著者プロフィール

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■圓尾和紀(まるお かずき)
“日本人の身体に合った食事を提案する”フリーランスの管理栄養士。日本の伝統食の良さを現代の生活に活かす「和ごはん」の考え方を伝えている。『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。

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