メニュー

2019.09.05

40代でもお腹が凹む!「正しい座り方」3大秘訣|「いすの高さ、姿勢…」、その座り方でOK?

東洋経済オンライン

腰痛や肩こりの原因は、いすの「背もたれ」も関係しているかもしれません(写真:buritora / PIXTA)

参照元:https://toyokeizai.net/articles/-/300142?utm_source=deschl&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=article

腰痛や肩こりの原因は、いすの「背もたれ」も関係しているかもしれません(写真:buritora / PIXTA)

内科、循環器科の専門医として、数多くの患者と日々接している医学博士の池谷敏郎氏。血管、心臓などの循環器系のエキスパートとして「モーニングショー」(テレビ朝日)、「深層NEWS」(BS日テレ)などテレビにも多数出演しているが、過去15キロ以上の減量に成功し、57歳になった現在でも体脂肪率10.6%を誇ることはあまり知られていない。

このたび、その減量メソッドを全公開した新刊『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える内臓脂肪を落とす最強メソッド』を上梓した池谷氏が「医師がすすめる『正しいいすの座り方』」について解説する。

実は「正しく座れていない」人が多い

「今日は1日、資料作りや会議で、座ったままの状態が続いた」など、会社では長時間座りっぱなし、というビジネスパーソンも多いと思います。


『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える内臓脂肪を落とす最強メソッド』は13万部のベストセラーになっている(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

作業や会議から解放されて、いざ立ち上がろうと思ったら、体のあちこちが痛い……など、つらい思いをしている人も少なくないのではないでしょうか。

仕事柄、このような状況は仕方がないのですが、長時間の座りっぱなしは血行を悪くして、体にさまざまな弊害を起こします。そのため、長時間でも「体に負担がかからないための工夫」が必要です。

その方法のひとつとして「正しく座る」という方法があります。「ただ座るだけなんて簡単」と思われがちですが、実際は「正しく座る」ことができていない人がとても多く、私の医院に訪れる患者さんも、「正しく座る」ことができないことがきっかけで、体の不調を訴えてくる人もいらっしゃいます。

「正しく座る」ことができれば、体への負担が軽減されるだけでなく、「姿勢保持筋」と呼ばれる「インナーマッスル」を鍛え、基礎代謝が上がって消費エネルギーが増えるなど、「内臓脂肪」を減らすためのサポートをしてくれます。

私自身も「正しい座り方」を日頃実践しており、「内臓脂肪」が減ったあとも、その体型を維持することに役立てています。

では、「正しい座り方」というのは、どのようにすればいいのか。本記事では、正しく座れていない理由を解説しながら、私がおすすめする「正しいいすの座り方」のコツを、それによって得られる主な「2つの効果」とあわせて解説します。

「正しい座り方」をすることで、さまざまな効果が得られますが、ここでは主な2つの効果を紹介します。

「肩こり」が改善し、「体幹」が鍛えられる

【効果1】「肩こりや腰痛」が緩和される

「別に肩がこるようなことをしていないのに、なぜか肩がこる」「最近は、なぜか腰痛がひどいんだよね」

このように、肩こりや腰痛の原因がわからずに悩んでいる人も少なくありません。さまざまな理由が考えられますが、「正しく座れていなかったこと」が原因の可能性もあります。

あえて背もたれを使わず「正しく座る」ことで「肩こり・腰痛」を緩和することができます。正しく座れていないときにかけていた、首、背中、腰などへの負担が軽減できるからです。

頭をどのように支えるかで体にかかる負担が大きく変わってくるので、「正しく座る」ことはとても大切です。

【効果2】「体幹」が鍛えられ「くびれ」もできる

「体幹」を鍛えるトレーニングというと、「わざわざ時間をとらないとできない難しいトレーニング」というイメージが強いですよね。しかし、時間をとらず「正しい座り方」を意識するだけという、とても簡単な方法で「体幹」を鍛えることができます。

さらに、ウエストの「くびれ」をつくることができます。男性も女性もウエストのくびれができるとうれしいですよね。

くびれをつくるには、お腹の横にある「腹斜筋」を鍛えることがポイントです。立位ではもちろん、座る際にお腹を凹ませながら、背筋を伸ばして姿勢をよくすることによって、つねに「腹斜筋」が鍛えられ、ダイエットによる腹部の脂肪の減少に伴い、くびれがより目立ちやすくなります。

「正しい座り方」をするだけで、こんなにいい効果を得ることができるのです。ぜひ、みなさんもこれから「正しい座り方」を意識してみましょう。

では、どのように座ればいいのか。正しく座れていない人の原因の1つに、「机といすの高さのバランスが合っていない」ということがあります。

頭をまっすぐな姿勢で支えるようにする

【1】正しく座れないのは「机といすの高さ」が一因

例えばパソコンに向かったとき、モニターが目線より下になりすぎていると、キーボードを打つときは背中が丸くなってうつむいた状態になります。

この姿勢だと頭が前に出てしまうので、作業中は首や体に余計な負担がかかってしまいます。

気にならないと思っていても、机といすのバランスが悪いままで座りつづけると、どんどん体に負担がかかってきてしまいます。

「パソコンのモニターのいちばん上のラインが目線と同じくらい」というのがいちばんの理想の高さですので、一度、自分の座った状態とパソコンの位置を確認してみることをおすすめします。

【2】いすの「背もたれ」を使わずに座る

人間の頭は結構重く、成人で約5キロといわれています。これはボウリングの球と同じくらいの重さです。

この重さを、背もたれにもたれかかった姿勢で支えるのとまっすぐな姿勢で支えるのでは、体への影響が大きく違います。

そこで、私がおすすめする「正しい座り方」は、いすの「背もたれ」を使わない座り方です。

背もたれにもたれかかると、頭が前方に出て首と肩にかかる負担は相当なものですが、まっすぐに頭を支える姿勢であれば、肩、背中全体で頭の重みを支えることができるので、無理がありません。

私も診察のときは座りっぱなしになってしまうので、患者さん用のいすと同じ「背もたれのないいす」に座って、背筋をまっすぐに保つよう心がけています。

だから、座って仕事をするなら、いすは背もたれがないものをおすすめします。あるいは背もたれがあったとしても、なるべく寄りかからないよう心がけましょう。

もうひとつ、「座ったままできるゾンビ体操」を組み合わせると、「正しく座った」ときの効果がさらに期待できます。

【3】「座ったままゾンビ体操」で効果を上げる

シャワーを浴びる前の軽い運動として「シャワー派もOK!「お腹が凹む入浴法」3大秘訣」で、私が編み出した「ゾンビ体操」を紹介しましたが、座ったままできる「プチ・バージョン」の「ゾンビ体操」もあります。

「座ったままゾンビ体操」を組み合わせることで、「正しく座った」ときの効果が上がります。職場でも簡単にできますので、ぜひやってみてください。

【座ってできる「ゾンビ体操」】

① いすに浅く腰かけて、背筋を伸ばし、お腹に力を入れる。

②上半身だけイヤイヤ運動をする(30秒間)。

③腰の位置はそのままで、上体を倒して背もたれに背中をつけ、両手でいすをつかむ。

④ ③の姿勢から、片足ずつもも上げを行う(左右交互に3回ずつ)。

「小さな積み重ね」が「大きな成果」につながる

背もたれに寄りかかったりして「正しい座り方」をしていないと、行動も気持ちもダラダラしがちです。「正しい座り方」をしているだけで、動くことも苦にならず、気持ちも前向きになれます。

「正しい座り方」を意識することは小さなことかもしれませんが、こういう「小さな積み重ね」がとても大切で、最後は「40代でもお腹が凹む」という「大きな成果」につながることが期待できます。

また、「正しい座り方」を意識して実行していけば、「内臓脂肪」を落として「美しいスタイル」「カッコいい外見」を手に入れることにつながります。

どうせ毎日座るなら、「正しい座り方」を身につけることで、「見た目」も「心」も若返った「健康な体」に近づけていける、私自身は実体験からそう確信しています。

記事画像

池谷 敏郎:医学博士/池谷医院院長

【あわせて読みたい】 ※外部サイトに遷移します