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2019.08.15

今やるべき紫外線対策/紫外線に対してもっと『意識高い系』に!【教えて、ドクター!】

ワコール ボディブック

----環境の変化により紫外線量が高くなっていると言われている今、肌を守るためには、紫外線に対する意識をアップデートする必要があります。紫外線量を把握し、日焼け止めを塗る。紫外線に負けないからだをつくる...。皮膚科医として美容と健康をトータルにサポートすることをモットーとしている吉田貴子先生にお話を伺いました。

日本地図が真っ赤になる日も! 紫外線量は毎日チェックを

オゾン層の破壊による紫外線量の増加は世界的な問題になっています。気象庁のHPでも毎日「今日の紫外線の予測分布図」を発表していて、その日の日本各地の紫外線量をチェックすることができます。世界共通の「UVインデックス」という指標を使って、「極端に強い」「非常に強い」「強い」「中程度」「弱い」の5段階が色分けされていて、ひと目で紫外線量がわかるようになっています。環境省の「紫外線環境保健マニュアル」では、UVインデックスが上から2番目の「非常に強い」日、色でいうと赤のレベルでも「日中の外出はできるだけ控える。必ず長袖シャツ、日焼け止め、帽子を利用」となっています。2019年も、4月にはすでに日本地図が真っ赤になっていた日がありました。やはり紫外線対策は、1年を通して行うべきものになっているということです。

クリニックにいらっしゃる患者さんたちも、これまであまり紫外線対策をしてこなかったために、シミができたりシワができたりしてしまった。そして、それを「治したい」思っていて、今後はちゃんと対策をしなくちゃ、となるわけです。皮膚科医としては、そんなふうに少しでも皆さんの意識が高まっていけばいいな、と思っています。

紫外線対策は通年でマックスに! 手足の先までしっかりケアを

私のクリニックでは、1年を通して、日本で発売されているものではマックスの指標となる「SPF50」「PA++++」の日焼け止めを使いましょうというお話をしています。季節によって、ではなく、大前提として「SPF50」「PA++++」。冬でも、日傘をとまでは言いませんが、日差しが強い時は帽子をかぶるといった努力はしたほうがいいと思います。紫外線量が高くなるこの季節には、日焼け止めを厚めに塗ったり、日傘やサングラスなどを併用して。からだも、露出しないことが基本。UVカット素材のものも出ているので、上手に活用しましょう。

そして、40代、50代になって気になってくるのが、手の甲とひざ下です。大きく濃いシミ、老人性色素斑や脂漏性角化ができやすいところです。手の甲は目につきやすいですし、ふくらはぎやアキレス腱の上のあたりも、意外に目立ってしまいます。皆さん、お顔には一生懸命日焼け止めを塗っていても、手足の先まではケアできていない。紫外線によるダメージは長い間、知らず知らずのうちに蓄積していくものなので、これまでケアをおろそかにしていたという人は、今すぐに始めてほしいですね。

----今や、紫外線対策は通年で、手足までしっかり、が常識となりつつあるとのこと。10年後、20年後に困ることにならないように、気を引き締めてケアしたいものです。次回は、からだの中からできる紫外線対策について、アドバイスをいただきます。

吉田貴子

「渋谷スキンクリニック」院長。皮膚科・美容皮膚科医。帝京大学医学部卒業後、同大学内皮膚科学教室入局。都内で美容皮膚科院長を務めた後、2004年に渋谷スキンクリニック開業。メディカルエステ、鍼灸、美容婦人科、パーソナルトレーニングなどさまざまな分野を取り入れ、美容と健康をトータルにサポートしている。

取材・文/剣持亜弥
イラスト/吉岡ゆうこ

※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
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