食欲不振を吹っ飛ばせ！ご飯が進む激ウマ魯肉飯【身体が変わる10分レシピ#99】

本格的に蒸し暑さが出てきましたが、そうなると落ちてくるのが食欲です。そんな時こそ香りや見た目で食欲を刺激してくれるアジアン料理がおすすめです。
アジアはもともと亜熱帯に近い地域なだけに、暑い夏でも美味しく食べられる料理が多いんです。
そんなアジアン料理の中でも台湾の家庭料理、魯肉飯（ルーローファン）はとびっきりの美味しさ。トロトロなお肉が魅力いっぱいに胃袋を誘惑してくれますよ。

豚ばら肉(かたまり)　250～300g
玉ねぎ　1個
小松菜　3～4株
卵(あらかじめ茹で卵や半熟卵を用意してもOK)　3～4個

ごま油　少々
水　200cc

Ａ
しょうゆ　大さじ3
酒　大さじ3
砂糖　大さじ2
五香粉(お好みで)　少々

ごはん　適量

1：たっぷりのお湯で卵を7分以上茹でて固ゆでにし、殻をむいておく。

2：玉ねぎは横半分にして細切り、小松菜は3cm程度のひと口大に切る。豚ばら肉は1.5cm角程度に切る。

3：豚肉をAの調味液とともにビニール袋に入れて5分程度おく。

4：フライパンにごま油を熱し、豚ばら肉をつけ汁とともに入れて色が白っぽく変わるまで炒める。

5：玉ねぎと卵も加えたら、水をひたひたになるくらい(200cc程度)加え、7～8分煮込む。

6：最後に小松菜を加えてしんなりしたら火を止める。器にごはんとともに盛り合わせる。

豚肉に豊富に含まれるビタミンB1は、糖質のエネルギー代謝を助ける補酵素としての役割があり、暑さや湿気による疲れを感じやすいこの時期には大切な栄養素。
また台湾でよく使われるスパイスの五香粉に含まれるシナモンやクローブ、花椒などは血行を促進し、身体を温める作用もあります。冷たい飲み物や冷房などで冷えた身体を内側から温めてくれます。また胃腸を温める効果もあるので、弱まった胃腸の働きを改善してくれる効果も期待できます。

暑い台湾ならではの味で、美味しく身体をいたわってくださいね。

■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』（世界文化社）がある。