メニュー

2019.05.17

ココロが少し疲れた……を解消する『自分だけの方法』を見つけよう!

KenCoM公式:臨床心理士・小室愛枝

記事画像

新年度になり、新入社員のみなさんはもとより、配属部署の変わった人、上司や後輩が変わった人などなど、新しい環境がスタートした方も少なくないと思います。仕事での変化は少なくても、夫が定年を迎えたり、子どもたちが進学・進級したりと、家庭での変化が大きい人もいるかもしれません。そうするとたまりやすいのがココロの疲れ。解消するにはどんなことをしたらいいのでしょうか?
『ココロノセンタク』を連載中の小室愛枝さんに話を伺いました。

ココロの疲れに備えて、自分だけの解消法を持とう!

環境が変わるこの季節はココロが疲れやすい

記事画像

こんにちは。
臨床心理士の小室愛枝です。

GWが明け、なんとな~く疲れが残り重だるいまま会社に行く……なんていう方も増えているかもしれません。
これまで慣れていた生活リズムががらりと変わり、新しい環境に適応しようと知らぬ間にカラダもココロもアタマも総出でがんばっているうちに、あちこちに疲れがたまってくる時期でもあります。
実際この時期、心療内科や精神科ではココロの不調を訴える方が増えるそうです。生活や人間関係など、さまざまな『変化』がココロに与える影響は大きいのかもしれませんね。
ココロが不調になると身体にもいろいろなことが起こります。

やる気が起きない
食欲がない
眠いのに眠れない

などの症状が出てくる、その前に!!
疲れをためない工夫ができたらいいですよね。

『自分の好きなことをする』のは良い手段

疲れをためない工夫のひとつは、『自分の好きなことをする』ことでしょうか。
これを読まれている方、あなたの好きなことは何ですか?

私が大学院に通っていたとき、基礎科目のとある授業で、以下の問題が定期試験に出ました。

『自分のリラックス方法を5つ書きなさい。そのうちの3つは自分ひとりでもできるものであること』

心理カウンセラーという職業でも、自分自身のストレス解消は非常に大切なことです。
そのために、自分がどのような方法でリラックスできるのかをよく考えるように、自分のココロとカラダの声をよく聴くように、と指導されました。
たとえば、

『信頼できる友人と話すこと(飲みに行くこと)』

こんなのもいいですね。気の置けない友人との時間は、何よりのストレス発散になる!という方も少なくないでしょう。

自分がリラックスする方法はどんなものか

記事画像

しかし、もし疲れたなぁと感じたのが真夜中だったらどうでしょう。それからすぐに友人を誘って行かれるわけではありませんね。
明日の夜なら!と思っても、友人の都合がよいともかぎりません。
そこで、自分ひとりでもできるリラクゼーション法が必要となってくるのです。パッと思いつく感じだとこんなのはどうでしょうか?

・好きなコーヒーやお茶を飲む
・お気に入りの映画やドラマを観る(録画やさまざまなツールがありそうです)
・ヨガやストレッチをする
・走る
・好きな音楽を聴く
・好きなラジオを聴く
・好きなマンガや本を読む
・ゴロゴロする
・ゆっくりお風呂に入る
・アロマを焚く
・家の植物やペットに話しかける

などなど……。他にもまだまだいろいろな方法がありますので、ご自分に合ったリラックス方法が見つかっていくといいなぁと思います。
実際にココロが疲れてくると、自分がどんな手段でリラックスしていたのか忘れてしまうこともあります。
その時のために自分なりのリラックス方法を書き出しておくのもいいと思います。

ストレスはこまめに解消していくのが大事

記事画像

ストレスのない生活をする、ということは現実的ではありません。気温の高低差や、道路を歩くときの騒音、そういったこともストレスになりますし、社会の中で人と関わることは少なからず影響があります。まったくストレスと無縁で暮らすことはできそうにないですね。
ストレスを感じても、それをため込みすぎないうちに自分で解消していくように考えていくのがよさそうです。

新年度、疲れの出始めるこの時期に、ご自分のストレス解消法・リラックス方法を見つけてみませんか?

著者プロフィール

■小室愛枝(こむろ・よしえ)
臨床心理士・特別支援教育士。早稲田大学で心理学を学んだのち渡米。ボストンで心理カウンセリングの修士号を取得後、帰国。医療・教育・福祉分野での勤務を経て、現在は大学の学生相談室、乳幼児の発達相談、小学校の巡回相談心理士、NPO法人らんふぁんぷらざ(発達に偏りを持つ子どもと家族のための支援機関)にて乳幼児から大人まで幅広い層の臨床を行っている。共訳著に『虐待・DV・トラウマにさらされた親子への支援――子どもー親心理療法――』(日本評論社)、『虐待・トラウマを受けた乳幼児の心理療法――発達と愛着の回復をめざして――』(日本評論社)がある。

(文/小室愛枝)

この記事に関連するキーワード