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2018.12.21

飲み会の会話が苦手な人はこのコツを知ろう|忘年会で周りから浮かないための鉄板話法

東洋経済オンライン

「うまく話せないんだよなぁ」と感じている人へ(写真:kokouu/iStock)

参照元:https://toyokeizai.net/articles/-/256501?utm_source=deschl&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=article

「うまく話せないんだよなぁ」と感じている人へ(写真:kokouu/iStock)

忘年会シーズン。「あの忘年会行きたくないな……」と思うことはありませんか。「気を使って疲れる」「孤立してしまうことがある」「会話が苦手」という方は、職場や仕事繋がりの忘年会は特に気が重いのではないでしょうか。

私自身、今でこそコミュニケーション講師をしていますが、もともとは飲み会が嫌いでした。会話スキルを学ぶまでは人と話すのが大の苦手だったのです。そんな私でも会話スキルを習得するうちに、飲み会を楽しく乗り切る会話のコツが分かり、楽しんで参加できるようになりました。拙著『結局どうすればいい感じに雑談できるようになるんですか?』でも述べている、忘年会コミュニケーションのコツをご紹介します。

ビジネス関連の集まりだと、忘年会といえどもつい仕事の話になりがち。しかし忘年会は会議の延長ではありません。仕事のときとは会話のしかたを変える必要があります。これができるかできないかで、話が面白いと思われるか、つまらないと思われるかが見事に分かれます。

問題解決するのではなく人間関係を構築せよ

コミュニケーションには問題解決を目的としたものと、人間関係の構築を目的としたものの2種類があります。たとえば相手が「最近腰が痛くて……」と言ったときに、「病院行った?」「湿布あげようか?」と事実や状況をベースに会話するのは問題解決型のコミュニケーション。「大丈夫? いま仕事大変なの?」などと相手の感情をベースに会話をするのが人間関係構築のコミュニケーションです。

打ち合わせや会議などのビジネスシーンでは問題解決型の会話が中心なので、飲み会でもそのまま問題解決型の会話をするビジネスマンはとても多いもの。しかし飲み会は仕事ではなく、プライベート要素が混ざった場です。

ここで必要なのは、情報のやり取りではなく感情のやり取りです。だから、忘年会では人間関係構築のコミュニケーションに切り替えてみましょう。話題に対して「相手に感情を質問する」と心掛けるだけで十分です。

最近困ったことを相手が話しているなら、「解決できたか、どう行動したか」を聞く前に「大丈夫かどうか」を聞く。相手が新しいものを身に着けているなら「どこで買ったか」を聞く前に「素敵だね」「○○色が好きなの?」などと伝える。こうしてひと言、ふた言を挟むだけで会話はとてもスムーズになります。

質問に関しては「とにかく相手に質問をするのが話を盛り上げるコツ」と勘違いしている人も多いのですが、これは盛り上がりに水を差しかねない危険行為。次々に質問をすると、相手は詰問されている感覚になるからです。質問をするとうまく会話が続いているような錯覚に陥りがちですが、相手にストレスをかける一方。徐々に相手の口数が減っていくことも珍しくありません。相手が話し上手でない場合はなおさらです。

雑談は情報集めとは異なります。質問の頻度は1分間に1回以内に抑えるといいでしょう。代わりに、「相手の発言を受け止め、自分の経験や意見を付け足す」受け答えをするだけで話が深まり、相手との距離も近づきます。難しくはありません。たとえば「子どもをだっこするのもたしかに腰にくるよね。自分は昔、だっこのせいで腱鞘炎になったことがあって大変だった」といった具合に相手の話を肯定して、自分の経験や感想を話せばいいのです。

孤独になりがちな「ゆっくり話す人」はどうすれば?

大人数の飲み会で孤立する原因には、話す速度も影響しています。大人数の場では、話すスピードが速い人たちで話が進んでいく、という法則があります。だからゆっくり話す人は孤独になりがちです。あくまで目安ですが、1分間で320~360文字話すくらいが普通のペース。それ以下であればゆっくりライン、それ以上であれば早口ラインと考えていいでしょう。


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ただ、話す速度を上げれば会話参加率が高くなるかというと、そうでもありません。残念ながら話す速度はセンスのようなもので、いくら努力をしても大きく変えることは至難の業です。私がすすめているのは、2~3人程度の会話に持ち込むこと。少人数であれば、周りの人の会話スピードに振り回されにくくなります。

忘年会といっても、2~3時間ずっと全員で話題を共有する必要はありません。近くの席の人や話しやすい人に話し掛けて少人数の会話に持ち込んでしまうのがいいでしょう。

飲み会が苦手な人は、気遣いができて周りの反応を気にする人に多く、「みんなを笑わせないと」と気負ってしまうようです。ビジネストークと違うことだけ意識して、あとは無理せずにできる範囲でできる人と会話できれば忘年会は十分楽しめます。

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川島 達史:コミュニケーション講師、精神保健福祉士

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