メニュー

2019.01.07

デスクワークの目の疲れや肩こりにも! アロマでプチ不調ケア

KenCoM公式:ライター・石松アミ

記事画像

アロマセラピーには疲労を回復させる効果が期待できますが、そのほかにも、痛みを緩和させる力があることがわかっています。
運動による関節痛や筋肉痛、またデスクワーカーにとって深刻な目の疲れや肩こりなど、早めの予防で乗りきりたいところ。
そこで、アロマセラピーの活用法を星薬科大学特任教授の塩田清二先生が教えていただきます。

痛みを和らげる!? 香りのパワー

記事画像

痛みや痛みによる精神的苦痛をやわらげるのも、アロマセラピーの得意分野。なぜなら痛みを感じるのは脳であり、におい分子の情報は脳に直接作用するからです。
鎮痛や鎮静作用、また自律神経を整える作用のある精油を使えば、副作用の心配なく、身体の痛みや疲労によるダメージを緩和することができます。
このようなアロマセラピーによる痛みのコントロールは伝統的に行われており、臨床的にも高い有効性が認められています。

運動前のコンディショニングにはジンジャー

記事画像

運動しているときに感じる筋肉や関節の痛みには、鎮痛の香りとして知られるジンジャーがおすすめです。
スポーツや力仕事をする前に、精油を垂らしたキャリアオイルで患部をマッサージしたり、精油の香りをかぐだけでも痛みが軽減できます。
実際に整形外科では、補助療法としてアロマセラピーが積極的に用いられており、鎮痛剤の利用が減ったという声も聞かれます。

筋肉痛にはローズマリーやラベンダー

記事画像

運動後の疲労や筋肉痛には、鎮痛作用に加え、筋肉をやわらげる作用があるローズマリーや、心身の緊張をほぐすラベンダーで、患部をアロマトリートメントするのが効果的。
ラベンダーは火傷の治療にも使われるほど、皮膚の再生効果や抗炎症作用も高いため、切り傷など身体が傷ついてしまった場合の創傷治療にも役立ちます。

デスクワークでの不調にも!

眼の疲れにはラベンダーとレモン

記事画像

目の疲れや痛み、また目が乾いたりしょぼしょぼしたりする眼精疲労には、鎮静作用のあるラベンダーと血行を促進するレモンのブレンドが有効です。
洗面器に湯と精油1滴ずつを入れてかき混ぜ、タオルを浸してホットタオルを作ります。これを目の上に当てて温めると血行が良くなり、症状が緩和されます。
目の疲れを放っておくと、頭痛や肩こり、吐き気、さらには不眠や倦怠感などの症状に進展するケースもあるので、早めの対策が重要です。

肩こりには、オレンジスイートとレモン

記事画像

肩こりや肩の痛みも、精油を使ったホットタオルで血流を良くすることで症状が緩和されます。
鎮静作用のあるオレンジスイートと、血行促進作用が高いレモンの精油を1滴ずつ垂らした湯でホットタオルを作り、肩に乗せてじんわりと温めましょう。
血流の悪さは、自律神経の乱れと大きく関係しています。オレンジスイートとレモンには自律神経を整える作用もあるので、その点でも効果的です。

こまめに不調をリセットする習慣をつけましょう

記事画像

痛みや疲労感に慣れてしまうと「しょうがない」と放置してしまいがち。でも放っておくと、ホルモンバランスが乱れ、強い疲労感や倦怠感、集中力の低下など、日常生活に支障をきたす深刻な事態にもなりかねません。
アロマセラピーで痛みや疲労感をこまめにリセットし、これからの季節を健やかに過ごしてくださいね。

【禁忌】

・いくつかの精油は、特定の薬物の効果を変えることがあります
・妊娠あるいは、授乳中は使用しない方が良い精油があります
・精油は強力なため、保管には注意が必要で、子供や思考力が衰えている人からは手が届かないよう留意してください

※アロマセラピーは医療行為ではありません。症状に改善がみられない場合は病院へ相談しましょう

塩田清二(しおた・せいじ)先生

記事画像

星薬科大学 生命科学先導研究センター ペプチド創薬研究室 特任教授、中国ハルピン医科大学客員教授。
1974年に早稲田大学教育学部生物学研究科卒業後、新潟大学大学院理学研究科修士課程修了、昭和大学医学部第一解剖学講座にて医学博士号取得。米国チューレン大学客員教授などを経て、現職に至る。日本アロマセラピー学会前理事長、日本統合医療学会副理事長、日本糖尿病・肥満動物学会常務理事などをつとめる。専門は神経ペプチドを中心とした神経科学。

著者プロフィール

■石松アミ(いしまつ・あみ)
大学在学時からライターをはじめ、女性誌や美容専門誌を中心に執筆。15年以上のキャリアを持ち、雑誌・ムック・広告・ウェブ媒体など幅広く活躍中。また、アメリカへの留学経験を活かし、国内外のアンダーグラウンドカルチャーについての執筆・翻訳も手がける。第一子をアーユルヴェーダや鍼灸、漢方医療などを取り入れた助産院で出産したことをきっかけに、代替医療に興味を持つようになる。

(取材・文/石松アミ)

この記事に関連するキーワード