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2018.11.15

食べグセタイプ別!お悩み解決アドバイス大公開【管理栄養士のお悩み相談室・後編】

KenCoM編集部

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みなさんこんにちは!今回は、『自分の食べ方のクセを知っていますか?』(下記リンク参照)でチェックをした、それぞれのタイプ別のアドバイスをお届けします。

と言っても、食べ方のクセチェックは、自己チェックで主観が入ってしまっている場合があります。まずはそれぞれの検査項目にどのような生活習慣が関連しているのか健診結果と生活習慣との関係について知りましょう。

まずは基本的な対策を紹介

まずは健康診断結果に沿った対策から。
実は、健康診断結果に紐づいて、このような対策があるんです。

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いかがでしょうか。
とは言え、どこから手をつけていいかは悩ましいところですよね。
そこで、ここからは前回記事で学んでいただいた食べグセタイプ別に管理栄養士アドバイスをお届けします!

※治療中で食事制限がある方や、生活習慣全般で主治医の指示がある場合は、主治医の指示に従ってください。

【食べグセタイプ別】お腹周りをすっきりさせるための管理栄養士アドバイス

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■白ご飯が好きな人は…

軽く1膳/食が目安。主食を減らす場合は、夕食時のご飯を減らすと減量に効果的。玄米や雑穀米に変えるのもgood。

■ご褒美おやつをよく食べる人は…

ここぞ!という時だけおやつを食べるスタイルにしてみませんか?
こう決めると、頻度を減らしても満足感とのバランスがとりやすいですよ(例:普段は手にしない高級チョコを1つ)。

■甘い飲み物を飲んでいる人は…

単に習慣になっているだけの場合が多いです。喉が渇いたら水かお茶など砂糖が入っていないもので水分補給を!

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■魚よりも肉をよく食べる人は…

旬の魚は肉に負けないくらい美味しく満足度も高いです。
これからの季節は、ブリ、サバ、タラ、キンメダイなどが特に美味しくなりますよ。時期になるとブリしゃぶ用に薄くカットされたブリが並ぶスーパーも増えてきています。しゃぶしゃぶというとお肉のイメージが強いですが、ブリしゃぶも美味しくてお勧めです。

■揚げ物や炒め物が多い人は…

揚げ物や炒め物のそもそもの摂取頻度を減らすのはもちろんですが、調理方法を煮る(煮物、鍋物など)蒸すに変えてみましょう。脂質の摂り過ぎ傾向がある方は、抗酸化作用のある緑黄色野菜も多めに摂るといいですよ。

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■味噌汁をよく飲む人は…

旨み成分である出汁をしっかり取る、香りのある野菜を薬味に入れる等で、味噌の量を減らしても美味しくいただけます。また、具沢山にすると1杯あたりに摂取する汁の量を減らすことができるため、減塩につながります。

■野菜をあまり食べない人は…

野菜に多く含まれるカリウムは、ナトリウムを体外に出しやすくする働きがあるため、塩分の調節に役立ちます。
切るのが面倒なら、スーパーのカット野菜を利用すると手軽です。また、しめじやエノキ等のきのこ類にもカリウムは含まれます。きのこ類は天候等による価格変動が少ない食材なので家計にも優しいですね。

■ノンオイルドレッシングをよく使う人は…

ノンオイルドレッシングは、オイル入りドレッシングと比較して塩分が多く含まれます。脂質が控えられているからと安心して沢山かけ過ぎるのは禁物ですよ。

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■野菜の量が少ない人は…

腸内環境の改善が基礎代謝に影響を及ぼすことが分かってきています。年を取って太りやすくなったという方は、腸内環境改善という視点も持って野菜や玄米などの食物繊維が豊富な全粒穀物を摂りましょう。
海藻類も食物繊維が豊富で腸内環境改善に役立ちます。特にもずくやメカブは手軽に摂れる食材ですよ。

■朝食を食べない人は…

全く食べていない人は、簡単な物でも良いので口に入れてみてください。豆乳やヨーグルト、またはインスタントの味噌汁に豆腐をプラスするというのも良いですね。

【その他のお悩み】お悩み解消の工夫は?

体力が落ちてきて疲れやすい

疲れやすさの原因は様々ありますが、適正体重になると、身体が軽くなったからか以前よりも疲れにくくなったという場合が多くあります。まずは食習慣の改善と有酸素運動を!それができたら筋トレを入れるようにして、体調の変化をみてみましょう。
生活のリズムを整えることも大切です。十分な睡眠と規則正しい食生活は送れていますか?また、特に女性に多い鉄分の摂取不足による貧血においても、体のだるさを感じる場合があります。(鉄分の多い食材:レバー、アサリ、ヒジキ、ほうれん草、小松菜など)

筋肉が落ちてきた

筋トレの実施とタンパク質源(魚、肉、大豆製品、卵)の不足に注意が必要です。
朝食を食べている人でも、パンとコーヒーだけ…等、朝食時にはタンパク質源が不足している場合が多いです。タンパク質源が少ないかも?という人は、小腹が空いた時にお菓子を食べるのではなく、ゆで卵を食べるのもいいですね。

尿酸値を改善したい

体内で作られる尿酸が多すぎる、または上手く排泄できない、もしくはその両方が原因で尿酸値が高くなってしまいます。
 
改善策は、「肥満の是正(食べ過ぎない・脂っこいものを控える・甘い飲み物を控える・野菜を多く摂る、軽い有酸素運動の実施)/節酒及び禁酒/水を不足しないように摂る」ということがあげられます。

自分のタイプに合わせて対策を立てましょう

いかがでしたか?
食べ方の傾向や生活習慣の課題は見えてきましたか?
まずは自分のことを知ること、そして日々のちょっとした心がけが大事です!
ぜひご活用くださいね。

将来の生活習慣病リスクを知るには・・・

(文・イラスト/KenCoM編集部)

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