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2018.11.07

EPAやDHAがたっぷり摂れる!「サバとトマトの味噌煮込み丼」【男の和ごはん・丼物編#24】

KenCoM公式:管理栄養士・圓尾和紀

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健康のために魚を食べたくても、忙しい人にとっては料理にかける時間はなかなか取れないものですよね。その点、缶詰だと手軽でかつ保存も効くという利点があります。
特に今、品薄状態のお店もあるほど大人気なのがサバ缶。
今回は、このサバ缶を使ったトマト煮込み丼をご紹介します。

サバとトマトの味噌煮込み丼:約430kcal

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【材料】(2人分)

・サバ水煮缶 1缶
・玉ねぎ 1/2個
・マッシュルーム 4個
・にんにく 1/2片
・油 小さじ1

[A] トマト缶(カット) 1/2缶
[A] 味噌 大さじ1/2
[A] 酒 大さじ2
[A] 砂糖 大さじ1

・塩胡椒 少々
・イタリアンパセリ 適量
・ごはん 2膳分

【作り方】調理時間:約15分

1:玉ねぎとにんにくはみじん切り、マッシュルームは石づきを落として薄切りにする。

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2:フライパンににんにくと油を入れて弱火にかけ、香りが立ったら残りの1を加えて中火で炒める。

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3:しんなりしたら水気を切ったサバを入れ、[A] を加えて5分ほど煮込み、塩胡椒で味を整える。
丼にごはんを盛り、2をのせてイタリアンパセリをちらす。

血管を健康に保ち、脳の機能を向上させる“サバの油”

サバには、人間が体内で作ることができない必須脂肪酸が豊富な食材です。
それがEPAやDHAと呼ばれている多価不飽和脂肪酸で、サバやイワシなどの青魚に豊富に含まれています。これらは血管の健康を保ってくれたり、脳の機能向上などの効果が期待できる成分です。

「サバを読む」という表現がありますが、これはサバは傷みやすく、冷蔵技術のなかった昔は早口でサバを数えたため、よく数が合わなかったことから来ているそう。
そんな時のことを思うと缶詰という技術は改めて便利だと感じますね。

サバとトマトは相性が抜群で、カレー感覚で食べられる丼です。
今回はサバ缶のレシピをご紹介しましたが、生のサバは今が旬。時間のあるときは、ぜひ生サバを買って料理に使ってみてくださいね。

▼過去のレシピはこちら!

著者プロフィール

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■圓尾和紀(まるお かずき)
“日本人の身体に合った食事を提案する”フリーランスの管理栄養士。日本の伝統食の良さを現代の生活に活かす「和ごはん」の考え方を伝えている。『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。

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