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2018.11.29

睡眠の質を上げるコツはパジャマ?【ごきげんパフォーマンスアップ#8】

kencom公式:トレーナー・サトウ未来

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パフォーマンスアップトレーナーのサトウ未来です。今日はほとんどの人が毎日行なっている睡眠についてです。
しかし、眠る方法などの話ではありません。実は大事な「パジャマ」のお話をします。

意外と大事な睡眠時の衣服事情

最近はマットレスや枕、パジャマなど睡眠に投資する人が増えていますよね。睡眠環境は、一度良くしてしまえばそこからはほとんど手間がかからないので、忙しいビジネスパーソンにおすすめです。
私は企業で睡眠改善のサポートを3000人以上してきましたが、その中で睡眠環境に対する最も効率の良いと言える投資が「パジャマ」でした。

パジャマは機能特化ウェア

ワコールとオムロンヘルスケアが2013年に310名へ行なった調査(※1)によると、寝る時の服で最も多いのが「ジャージ・スウェット」で46.4%でした。実際に「パジャマって子供の着るものじゃないの?」とおっしゃる方も時々います。
ですが、パジャマは寝具と言われるだけあって、かなり眠るのに向いたウェアなのです。

同じくワコールが普段パジャマを着ない人がパジャマを着て寝た場合、どれだけ睡眠が改善されるのか実験したところ、眠りの改善を実感した人がいたようです。

男女で素材を変えるのも効果的

私の今までの経験では、今までジャージやスウェットで寝られていた女性がコットンやシルクなどの肌触りが優しいパジャマに変えた場合、睡眠の改善を感じる方もいるようです。

しかし男性で今までかなり薄着で寝られていた方は「パジャマは暑い」とやめてしまうケースが2〜3割いらっしゃいます。実際にはパジャマは吸水性が高く、通気性も高いものが多いのでそれほど暑く感じないのですが、やはり薄着に慣れた人には感覚的に受け付けられないのかなと思います。
そんな時には、さらに薄い、麻などの生地を使ったものに変えると効果的なようです。

着るものひとつで寝つきも変わる

いかがでしたか?
難しい睡眠方法に頼らなくても、パジャマを変えるだけで眠りの効果を実感できるようになったら嬉しいですよね。
また、パジャマに着替えることで、睡眠に入る儀式や準備のような効果も期待できます。ウェアが切り替わることで、眠りに入ろうという気持ちになれるのです。

睡眠で一工夫したいという方は、パジャマを変えるところから始めてみるといいですよ。

参考文献

■過去の記事はこちらからどうぞ!

著者プロフィール

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■サトウ未来(さとう・みく)
パーソナルトレーナー、エステティシャン。企業に向けた、社員の肉体改善プログラム「カラダカエル」にて、意識変容・行動変容を促す新しいスタイルのプログラムを提供。自身が学生時代に激太りを改善した経験を元にした、無理のない指導に定評がある。現在も企業研修などを中心に活動中。

(文/サトウ未来 撮影/村上タケシ)

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