2018.11.03
クエン酸やビタミンCたっぷり!柚子と鶏肉のうどん【身体が変わる10分レシピ#61】
今週は「疲れた時にほっと一息つける料理」です。
今年は猛暑だったこともあり、寒さが際立って来たこの時期に身体の強張りや疲れを感じる方が多いかもしれません。そんな時こそ、お腹の中から温まる料理で肩の力を抜いてみてください。
調理も簡単なので、手間をかけずにさっと作れますよ。
柚子の香りが優しいうどん料理
今回の料理には、冬の季節に香り高い柚子を使用します。柚子にはクエン酸、リンゴ酸が含まれ、疲労すると出てくると言われている乳酸を、代謝により分解してくれます。また、クエン酸、リンゴ酸には胃液の分泌を促す効果もあるので、胃腸の働きも整えてくれます。
一緒に使うチンゲン菜にはβカロテンやビタミンCが多く含まれ、風邪の予防にも役立ちます。風邪が流行りだすこの時期に摂りたい食材ですね。
うどんは消化しやすいため胃腸に負担をかけにくいので、お腹を休める意味でもいいですよ。
【材料】(2人分)
・鶏モモ肉 2枚
・長ねぎ 1本
・チンゲン菜 1株
・柚子 1/2~1個
・水 200cc + 200cc
・酒 大さじ2
・塩 大さじ1/2
・うどん(冷蔵/冷凍どちらでも) 2玉
【作り方】
1: 長ねぎは斜めに切り、鶏モモ肉とチンゲン菜は1口大に切る。柚子はスライスにして種を取り除いておく。
2: 鍋に長ねぎと鶏モモ肉を入れ、上から酒大さじ2をふりかけ、鶏もも肉の上が少し出るくらいのひたひたの水を入れる(約200cc)。そこに塩を大さじ1/2杯入れたら蓋をして中火で7~8分加熱する。
3: 鍋を加熱中にうどんを電子レンジで温める。冷凍なら1玉3分、冷蔵なら1玉1分半加熱する。温め終わったらどんぶりに入れておく。
4: 2の鍋の蓋を開けてチンゲン菜と柚子を入れる。
チンゲン菜がかぶる程度の水(約200㏄程度)を入れたらまた蓋をする。そのままチンゲン菜がしんなりするまで1分程度加熱する。
5: 3のうどんの上に4の汁をかけたら出来上がり。
風邪気味な時にも食べやすい
うどんは、前述の通り消化にも良いので、風邪で食欲が落ちている時にも向いています。
柚子は漢方では風邪薬にも使われるくらい栄養価が高い食材でもあります。
鶏もも肉がきつい場合は、量を減らしてみるといいでしょう。
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著者プロフィール
■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。