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2018.10.03

安くて美味しい!秋の魚の王様「さんま蒲焼丼」【男の和ごはん・丼物編#19】

KenCoM公式:管理栄養士・圓尾和紀

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脂が乗っていて美味しく、かつ手頃な値段で手に入ることも人気のさんまはこの時期を代表する魚です。もちろん単純に塩焼きにしても十分美味しいのですが、ちょっと手を加えて蒲焼きにするのもとっても美味しいんです。今回はそんなさんまの蒲焼丼をご紹介します。

脂が乗ったさんまには体に良い脂がたっぷり

前回のぶりの記事でもお伝えしましたが、旬を迎えて脂が乗った魚には、EPAやDHAといった脳の働きを助ける効果もある必須脂肪酸が、他の時期にもさらに増して多く含まれています。

脂が乗っているだけあって、食べるときにも申し分のない美味しさが味わえます。
庶民が食すさんまを食べたことがなかった殿様が、はじめて食べたときにその美味しさに驚く様を描いた落語の一席「目黒のさんま」は、昔から日本人がこよなくこの魚を好んでいたことを実感させてくれます。

さんま蒲焼丼:390kcal

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【材料】(2人分)

・さんま 2尾
・サニーレタス 2枚
・ミニトマト 2個
・塩 少々
・小麦粉 適量

・油 小さじ2

[A] 醤油 大さじ1と1/2
[A] みりん 大さじ1と1/2
[A] 酒 大さじ1と1/2
[A] 砂糖 小さじ2

・粉山椒 少々
・ごはん 2膳分

【作り方】調理時間:約15分

1:さんまは頭を落としてわたを除き、頭側から中骨の上に包丁を入れ、尾側まで包丁を走らせて身から中骨をはずす(お店で3枚におろしてもらうと便利)。裏側も同様にし、腹骨をそいで身の大きさを見て3つか4つに切り分ける。塩少々を振って、小麦粉を全体に薄くまぶす。

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2:フライパンに油を中火で熱し、さんまの両面を焼く。

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3:両面が焼けたら火を一旦弱め、[A] を加えてたれを全体に絡ませる。

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4:丼にごはんを盛り、レタスをのせ、半分に切ったミニトマトと2をのせる。粉山椒を振る。

さんまをおろすのはお店の人にやってもらっても良いですが、あじのように上下から包丁を入れる必要がなく、片面一回ずつ包丁を入れるだけなので簡単です。魚をおろす良い練習にもなりますので、良かったらぜひ挑戦してみてください。

▼過去のレシピはこちら!

著者プロフィール

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■圓尾和紀(まるお かずき)
“日本人の身体に合った食事を提案する”フリーランスの管理栄養士。日本の伝統食の良さを現代の生活に活かす「和ごはん」の考え方を伝えている。『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。

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