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2018.09.27

寝不足時に生産性を上げるなら「昼寝」がいい!?【ごきげんパフォーマンスアップ#2】

kencom公式:トレーナー・サトウ未来

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パフォーマンストレーナーのサトウ未来です。皆さん、日々のお仕事のパフォーマンスに満足できていますか?
もし満足いっていないようなら、「お昼寝」を活用してみてはいかがでしょうか。特に日々寝不足を感じている人にとっては、よい解決策になりますよ。

意図的な「お昼寝」が生産性を上げる!?

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昨年は「睡眠負債」という言葉が流行語になるくらい「睡眠不足」が注目されました。それくらい睡眠不足が社会問題化しているようです。
ついつい仕事や飲み会、趣味などで夜更かししすぎて、朝には寝不足を感じているという人も少なくないのではないでしょうか。
特にそんな状況下の場合、私は「パワーナップ(昼寝)」をおすすめしています。

パワーナップとは何か

パワーナップとは米コーネル大学の社会心理学者ジェームス・マース氏が提唱している休息法で、日中に10分から30分程度の短い睡眠を取る方法です。
この方法は最近色々な研究機関や企業で研究され、様々な論文が出ていますのでここでは効果的なやり方についてだけお伝えしたいと思います。

パワーナップの方法

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まず昼寝をしてもらいたい時間帯は、ランチタイムから15時くらいまでの時間帯です。これは私が行なっている肉体改善プログラムのクライアントに調査した結果ですが、この時間帯に昼寝をしている方々の方が、他の時間帯にしている方々よりも生産性の向上を実感していました。

これだけ明るい時間帯ですから、パワーナップをする際のポイントは「いかに光を防ぐか」ということになります。
人は目をつぶっていても、まぶたの上から脳が光を感知して睡眠の質を下げると言われています(※1)。逆に言えば目の前に暗い環境を作ることができれば、例え実際に眠れなくても、脳と目をある程度休ませリフレッシュすることができるのです。

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その環境を作るのに一番簡単な方法は、アイマスクをすることです。これであればどんな眠り方をしても光を防ぐことができます。
最近では100円ショップでも手に入れることができます。

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「さすがにオフィス内でアイマスクをつけるのには抵抗がある」という方は、机でうつ伏せに寝るのがおすすめ。
多少無理な体勢になってしまいますが、10分程度なら身体が辛くなる可能性は低いです。
一方で、完全に光をカットできるので、周りを比較的気にせずに行えるのもメリットの一つと言えます。

生産性を上げるためにパワーナップしてみませんか?

パワーナップは、個人差はもちろんありますが実際に多くのクライアントが生産性向上効果を感じています。その中でも、光をしっかり遮っている人たちの方がその後のやる気に繋がりやすいようです。
もしパワーナップをされるのであれば、ぜひ光を防ぐ工夫をしてみてくださいね。

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著者プロフィール

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■サトウ未来(さとう・みく)
パーソナルトレーナー、エステティシャン。企業に向けた、社員の肉体改善プログラム「カラダカエル」にて、意識変容・行動変容を促す新しいスタイルのプログラムを提供。自身が学生時代に激太りを改善した経験を元にした、無理のない指導に定評がある。現在も企業研修などを中心に活動中。

参考文献

(文/サトウ未来 撮影/村上タケシ)

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