心の芯まで温まる…トマトケチャップを使った簡単ハヤシライス【身体が変わる10分レシピ#55】

今年の夏は本当に猛暑でしたね。まだ夏の疲れが残っている身体にスタミナをつけるには肉が役立ちます。
牛肉や豚肉・鶏肉など様々な肉には、タンパク質を構成するアミノ酸がバランス良く含まれているうえ、ビタミンB群や鉄、亜鉛なども含まれています。アミノ酸の中でもトリプトファンには、精神を安定させ、良質な睡眠を手助けする働きもあります。
今回はその肉を使って、スタミナを取り戻しつつ秋の肌寒さを忘れさせてくれるあの料理を作りましょう。

ハヤシライスというとトマトの水煮缶の煮込みに時間がかかるイメージがありますが、今回はトマトケチャップを使うことで煮込み時間を大幅に減らしました。
最近は市販のトマトケチャップでも減塩のものが多く出てきていますが、レシピは普通のトマトケチャップで作る場合の分量となります。
減塩のケチャップを使う場合は、塩を加えて塩加減を調整すると美味しくできますよ。

・牛肉薄切り　300g
・玉ねぎ(縦薄切り)　1個
・しめじ　1パック

・バター　10g(オリーブオイル大さじ1でもOK)
・小麦粉　大さじ4
・塩　小さじ1
・こしょう　適量

・水　600cc
・赤ワイン　100cc

A
・コンソメ顆粒　小さじ2
・ケチャップ　大さじ5
・ウスターソース　大さじ3

・ごはん　適量
・パセリ(あれば)　ひとつまみ

1：　玉ねぎは薄切りに、しめじは石づきを切り落としてから食べやすくほぐしておく。

2：　フライパンを熱し、バターを入れて薄切りにした玉葱を軽く炒める。蓋をして2分程度蒸し焼きにする(こうすると簡単にあめ色玉ねぎができる)。

3：　フライパンの蓋を取って玉ねぎを全体に混ぜ合わせる。牛肉、しめじを入れて肉の色が変わるまで炒めたら塩、こしょうを加える。

4：　小麦粉を振り入れて全体に混ぜる。

よく混ざったら水と赤ワインを入れる。

5：　Aの調味料を入れて5～6分煮詰める。

6：　ごはんとともに皿に盛り付ける。あればパセリを散らす。

赤ワインは煮込むことでアルコール分が飛び、まろやかなコクが残ります。
お子さんは苦手かもしれないので、割合を調節してみてください。

■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』（世界文化社）がある。