夏バテ知らずなカラダに！豚肉とかぼちゃのワンプレートごはん

まだまだ暑い日が続きますが、みなさん、夏バテしていませんか？

実は、あまり知られていないのですが、夏バテの大きな原因の一つが「食生活の乱れ」です。暑さで食欲がなく、ついつい麺類やジュースなどで食事を簡単に済ませる人が増えていることで、知らず知らずのうちに炭水化物（糖分）を摂り過ぎてしまう傾向にあります。それらを代謝するにはビタミンB1が必要になるため、夏はビタミンB1が不足して、疲れやすくなることがあります。

そこで、ここではビタミンB1を効率よく吸収できる、美味しいワンプレートごはんをご紹介します。

豚肉や玄米に多く含まれるビタミンB1は疲労回復を助ける働きをしますが、水に溶けやすいため汗をかく夏は特に不足しがちになります。さらにアルコールや糖質（炭水化物）を分解する際にも大量に消費するため、夏こそ意識して摂取することが大切です。さらに、にんにくやネギなどに含まれるアリシンと一緒に食べることで疲労回復効果を高めるといわれています。かぼちゃはバターで炒めることで、栄養分を逃がさないようにすることができますよ。

それでは早速作っていきましょう！

豚ロース　200ｇ
塩コショウ　少々
おろしにんにく（スライスでもいい）　小さじ1
大根おろし　大さじ2
玄米　1合
ネギ　適量
かぼちゃ　小1/2個ほど
バター　小さじ1
レタスなどの添え物野菜　適量

醤油　大さじ3
みりん　大さじ3
砂糖　小さじ2
酢　大さじ1
白ごま 少々

1.　豚肉とかぼちゃに塩とこしょうで下味をつけ、油とニンニクで焼く。このとき表面は強火で焼いたら弱火にして中まで火を通す。かぼちゃに火が通ったら先に取り出しておく。肉に火が通ったら再度かぼちゃを戻してバターを落として香りづけをする。

2.　タレの材料を混ぜ合わせる。

3.　お皿に炊いた玄米をのせ、豚肉に大根おろしとネギをもり、タレをかけて完成。かぼちゃと合わせて、レタスやグリーンリーフなどの葉物を添えるのを忘れずに！

夏になると不足しがちなビタミンB1がたっぷり摂れるワンプレートごはんをご紹介しました。お酢の酸味が効いたさっぱりダレと、ボリューム満点のジューシーな豚肉でごはんが進みますよ。玄米は少し硬いのでよく噛んで食べましょうね！

美味しいごはんで夏バテ知らずなカラダになりましょう！

■長藤由理花（ながふじ・ゆりか）
フードコーディネーター。大手企業の秘書を経験後、食の世界へ。都内飲食店で多国籍料理を学びながら、外国人観光客向けのメニュー開発やPRイベント等のオーダーケータリングを担当。また食育アドバイザーの資格を持ち、企業の社員食堂の監修や企業内保育園の調理経験も持つ。女性視点での健康を意識した料理が好評。今後は食イベントの企画やコラム執筆など幅広く活動予定。