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2018.07.19

汗・ニオイ・黄ばみをズバッと解決する洗濯講座~悩み別の洗い方~

KenCoM編集部

前回の記事では、ライオンのお洗濯マイスター・大貫和泉さんに、まず洗濯をする前に知っておきたいことを教えていただきました。

今回は、実際に汗やニオイ、そして黄ばみに効果的な洗い方と、大切な衣類(タオルや靴下といったアイテム以外)の洗い方の基本についてご紹介していきます!

大貫和泉(おおぬき・いずみ)さん

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ライオンお洗濯マイスター/消費生活アドバイザー/繊維製品品質管理士/健康予防管理専門士

洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わる。また、2児の母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をお伝えている。

汗・ニオイ・黄ばみを撃退する洗い方!

大貫さん「夏の悩みといえば、実際にお客様から多くの声をいただくのが、汗とニオイ、そして服の黄ばみです。それぞれのお悩み別の洗い方をご紹介してきます!」

汗対策!こまめに洗濯しよう!

大貫さん「汗をかいた衣類は、なるべく早く洗濯するのが鍵です。時間が経つにつれて汚れは落ちにくくなり、ニオイや黄ばみの原因になってしまうからです」

ニオイ対策!つけおき洗い!

大貫さん「すでについてしまったニオイ。実は繊維の奥まで入り込んでしまい、普通に洗濯をしてもきちんと落ちないこともあるんです。そこで、有効なのがつけおき洗いです」

【HOW TO】

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①洗濯液を作る

桶にぬるま湯(40℃以下)をはり、洗濯1回分の使用量の液体洗剤と酵素系漂白剤を入れる。桶がなければ洗濯槽に入れてもOK。

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②洋服をつけて30~2時間おく

衣類を①の洗濯液に浸す。ニオイが軽いものなら30分、ひどければ2時間はつけておく。

③洗濯機に②を液ごと投入

最後に②の衣類と洗濯液を、洗濯機に丸ごと入れる。他の衣類や水を入れて普段通りに洗濯する。このとき、1回分の量の洗濯液が入っているので、洗剤を追加しなくてもよい。

黄ばみ対策!洗剤を直接塗布する!

大貫さん「頑固な黄ばみは、汗や皮脂がきちんと落ちていないと、時間が経って浮き出てきてしまうことがあります。きちんと洗濯をして保管をしたつもりでも、黄ばんでしまったという声もよくいただきます。

予防するために、液体洗剤を脇の下や襟などに直接塗布してから洗うのがおすすめです。

特に季節ものの衣類を洗濯して保管する前にも、このひと手間をぜひ加えていただきたいです!」

【HOW TO】

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①脇や襟の黄ばみ部分に液体洗剤をつける

黄ばみがある部分や、今は見えていなくても汗をかきやすい場所(脇の下や襟元など)には液体洗剤を直接塗布します。量は、汚れに対して洗剤が染み込む程度です。

②そのまま洗濯機へ

塗布した後は時間をおく必要はないので、そのまま洗濯機へ。このとき他に洗濯物があれば一緒に洗濯機に入れる。洗剤は、普段の1回の洗濯で使う量から、塗布した量を引いた分だけ入れればよい。

大貫さん「夏服のお悩みはこうして解消できます。また、洗って保管したのに、次のシーズンに見てみると黄ばみや黒ずみになっていることがあるというのをとてもよく聞きます。

実はこれは、洗濯でも落としきれていなかった皮脂汚れが原因です。それが時間の経過とともに酸化し、黄ばみが浮き出てくるのです。さらにそこにホコリがつくと黒ずみになります。

その対策としても、上記のようなひと手間がとても有効です。大切な服を長く愛用するために、ぜひこのひと手間を!」

大切な洋服の洗濯方法

大貫さん「それから、洗濯機で大切な衣類を洗う時の基本ポイントもご紹介します」

① 洗濯表示を確認する

洗濯桶のマークにば×がついていないか確認。×がついていなければ、自宅で洗濯ができる。

② 気になる汚れには洗剤を塗布

襟、そで口、脇の下などの気になる汚れには、おしゃれ着用洗剤を塗布しておく。

③ 衣類は1枚ずつ畳んで洗濯ネットに

衣類は畳んで適切な大きさの洗濯ネットに入れてから、洗濯機の中へ。これによって素材が保護できてシワになりにくいだけでなく、洗濯ネットの中でも衣類の重なりが少なくなるため、洗剤がより行きわたり、汚れが落ちやすくなる。

④ お湯ではなくて水のほうがいい

水温は30℃以下が最適。また、お湯で洗うと素材によっては熱に弱いものもあり、変質してしまうこともあるので、避けたほうが無難。

⑤ 衣類ならばおしゃれ着用洗剤×弱水流コースで洗う

大切な衣類を洗う場合は、おしゃれ着用洗剤を使い、洗濯機の弱流水コース(※メーカーによって名称が異なる。ドライコース、手洗いコースなど)で洗う。

⑥ 日陰で干す

日の光を直接当ててしまうと、衣類が日あせしてしまい変色の原因に。一度色あせすると戻らないので要注意。どうしても日が当たってしまう場合は、裏返しにして干す。

左は新品。右は通常コースで洗濯して、外に干して日に焼けてしまったもの。

左は新品。右は通常コースで洗濯して、外に干して日に焼けてしまったもの。

覚えておきたい!夏服の保管方法

服は縦に並べる!

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大貫さん「洗い方の他に、ぜひ覚えておいていただきたいのが保管方法です。ひとつは、洋服を立てて収納するということです。

一般的にTシャツなどシワになりにくい衣類は、畳んで上に重ねていきますが、そうではなくて本を立てるように立てて収納することをおすすめします。

これによって、どこに何があるのか一目で確認できるだけでなく、他の洋服の重さがかからないのでシワになりにくくなります」

防虫剤は必ず上に置く!

大貫さん「それから冬服だけではなくて、夏服を次のシーズンまで収納するときには防虫剤を入れていただきたいんです。これは、食べこぼし汚れなどが原因で虫食いの被害に合うケースも多いからです。一度穴が開いてしまうと修復は非常に難しく、諦めてしまわなければならないことも。

そして防虫剤を服の下や間に入れるという方も多いようなのですが、これは間違い。なぜなら、防虫剤は気体になり上から下に流れるものだからです。つまり防虫剤を効かせたい部分が、防虫剤よりも下にないといけないわけです。

また、洋服の収納を立てて収納することで、そこに気体が入っていきやすくなります」

実はまだまだある!お洗濯のワンポイントアドバイス!

大貫さんに、夏のお悩み別に洗い方を教えてもらいました。このひと手間でお気に入りの服も長持ちさせられるなら、やらない手はありません。

そして、実は夏のお悩み以外にも気になることも聞いてきました!

例えば、ソースや食べこぼしによるシミの応急処置法、血液や泥を綺麗にするにはどうしたらいいのか?さらに次の記事でご紹介してきます!

お見逃しなく!

(撮影・取材・文/KenCoM編集部)

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