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2018.07.14

夏バテで食欲不振な時に!海老と豚のパクチーまみれ【身体が変わる10分レシピ#46】

KenCoM公式:料理研究家・りんひろこ

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今週は「身体を引き締める助けになる低カロリー料理」です。
梅雨も開けて早速暑い日が続いていますね。こんな時は食欲がなくなってしまい、ついつい冷たいアイスやジュースなど、糖分とカロリーが高いものを摂りがちです。そうなると不足しがちなのがタンパク質。これが不足すると筋肉も減っていき、ますます代謝が落ちて痩せにくくなります。そこで今回は高タンパクな素材を使いながら、ハーブいっぱいの料理で食欲そのものを取り戻してみましょう。

流行りのパクチーを使ったダイエットにも役立つ炒め物

今回使うのは高タンパクな海老と豚肉になります。海老は低カロリーながら高タンパクなので、筋肉をつけたいときにはぜひ食べたい食材です。また海老の赤い部分にはカロテノイドの一つであるアスタキサンチンが含まれており、ビタミンEの1000倍もの抗酸化作用が期待できるといわれています。
もうひとつの食材であるパクチー(香草)は独特の香りで好き嫌いが分かれる野菜ですが、この独特の香りにはゲラニオールやリナロール、そしてボルネオールなどの成分が含まれており、これらはすべて消化促進の作用があります。
またゲラニオールは女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌促進効果もあるので、ホルモンバランスを整えて肌に張りを持たせたり、更年期障害の予防や生理痛の緩和なども期待できます。

【材料】(2〜3人分)

・海老 中なら4~6尾、小なら8~10尾程度
・豚薄切り肉(バラ、ロースなど) 200g

・パクチー 1/2袋~1袋(お好みで)
・パプリカ(赤) 1/2個~1個
・にんにく 1片(すりおろし小さじ1でもOK)

・ごま油 大さじ1/2

A
・しょうゆ 大さじ2
・酒 大さじ2
・みりん 大さじ1
・砂糖 大さじ1/2
・酢 大さじ1

【作り方】

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1: パクチーは根を切り縦に2等分にし、葉はざく切り、茎は食べやすい程度の2~3cmの長さに切る。パプリカは薄切りにする。にんにくは包丁の腹でつぶしておく(すりおろしでもOK)。海老は殻をむいて背ワタがあればとっておく。

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パクチーの葉・茎部分とパプリカを、皿に盛り付けておく。

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2: フライパンにごま油を入れて中火に熱し、1で切ったパクチーの根を入れる。

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香りがたってきたら海老を入れて両面焼き、片方に寄せておく。空いた場所に豚肉を広げて入れて、両面色が変わるまで焼く。

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3: 一度火を止めてAの調味料を入れてから、再び中火にかけてタレが全体にからむように炒め合わせる。

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タレが少なくなってきたらもう一度火を止めて、1の皿に盛り付けたパクチーの上にタレごと流し込み、全体をさっと混ぜ合わせて出来上がり。(パクチーの根は取り除いてもよい)

ラー油を入れてさらにスパイシーに!

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お好みで最後にラー油をかけるとピリ辛になります。
また、ナンプラーなどを使ってみると、東南アジア風味に仕上がりますよ。

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著者プロフィール

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■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。