2018.06.13
便秘対策にも!腸もみ腹凹エクササイズ
「腸が張って苦しい」「便通が悪い」、その原因は腸の働きが鈍っていることにあるかもしれません。(内臓下垂の可能性もあります)
単に便秘気味なら、刺激を与えて活性化させると解決につながる場合がありますよ。腹筋へのストレッチ効果も加わって、お腹が凹む効果も期待できる方法を、エステティシャンでもある、トレーナーのサトウさんからお伺いしました。
腸内環境改善と腹凹を同時に狙う!
意外に思うかもしれませんが、腹筋はかなり強い筋肉です。そのため普段縮まって固まっていることが多いのです。
これを全身で引っ張って伸ばしてあげるだけで、可動範囲が広がり代謝はアップします。
また、腸に刺激を与えることで腸が動くのを促し、腸内環境や便通を整える手助けをしてくれるのもポイントです。
今回は難しい順に並んでいます。できるものから始めましょう!
※ 腰を痛めている方や、健康上不安がある方は控えてください。
弓のポーズ&ゆりかご
① うつ伏せの姿勢から、胸の横に両手をつく。顔は正面に向けて、少し浮かせておくこと。
② 左右の足を膝から曲げて、それぞれの側の手で外側から掴む。片方ずつ掴むと掴みやすく、腰も痛めにくい。
③ 足と腕を上に持ち上げていき、横から見て弓を引き絞ったような姿勢を作る。
④ 身体を、ゆりかごのように緩やかに前後に揺らす。心地いい範囲で行うこと。
※床に擦れる部分が痛い場合は、下にヨガマットを敷いてください。
【POINT】
普段伸ばすことが少ない腹筋が伸びることで、腹直筋が目覚めます。
加えて、身体が揺れることで腸に刺激が加わり、便通も良くなりますよ。
弓のポーズができない人へ、上半身起こしストレッチ
① うつ伏せから、胸の横に両手をつく。顔は正面に向けて、少し浮かせておくこと。
② 腕を伸ばして、上半身を起こしていく。腰が浮かないように注意。
③ 腕を少し曲げたり伸ばしたりして、上半身を揺らす。10回程度行う。
【POINT】
身体が硬くて弓のポーズができない方は、こちらでも同様の効果を得られます。まずはここから挑んでみましょう。
腸もみボールエクササイズ
【ITEM】
柔らかくて弾力のあるテニスボールを使いましょう。硬いボールを使うともみ返しが起こりやすくなります。
【HOW TO】
① 片手にテニスボールを持ったまま仰向けで寝る。そこから両膝を立てる。
② 骨盤の上、くびれのできる位置にボールをあてる。
③ 気持ちいい程度に圧をかけながら鼠蹊部(そけいぶ)に向けて転がしていく。
④ 鼠蹊部まで行ったら元の位置まで逆方向に転がしていく。前後10回程度。片側が終わったら反対側も行う。
【POINT】
腰を痛めている方でも行えるお手軽なマッサージです。痛気持ちいい程度に何度も転がすことで、腸をマッサージでき、代謝アップや便通改善の助けになりますよ。
エクササイズで眠ったお腹を目覚めさせよう!
普段の猫背気味な人がこのエクササイズを行なえば、姿勢改善にもつながります。
内臓に適度に刺激を与えると気持ち良さを感じると思います。これは、普段動かしていない証拠です。
眠ったお腹を目覚めさせて、どんどん凹ませていきましょう!
著者プロフィール
■サトウ未来(さとう・みく)
パーソナルトレーナー、エステティシャン。企業に向けた、社員の肉体改善プログラム「カラダコーチ」にて、意識変容・行動変容を促す新しいスタイルのプログラムを提供。自身が学生時代に激太りを改善した経験を元にした、無理のない指導に定評がある。現在も企業研修などを中心に活動中。
(取材・文/kencom編集部 撮影/村上タケシ)