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2018.04.11

旬のあさりの旨み!深川めし風手まり寿司【男の和ごはん・春のお弁当編#2】

KenCoM公式:管理栄養士・圓尾和紀

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今月の「男の和ごはん」シリーズでは、行楽シーズン真っ盛りの今の時季、お出かけに持っていきたくなるレシピをご紹介しています。今回ご紹介するのは見た目がかわいくて簡単に作れる手まり寿司です。ひと口サイズの食べやすい形なので、お弁当にも最適ですよ。

作り方も簡単!見た目もかわいい手まり寿司

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「手まり寿司」とは、日本に古くからある玩具“手まり”のように、ご飯とネタを丸く握ってつくる簡単なお寿司です。特別な技術も道具も必要ないので、誰でも手軽に作ることができます。材料の工夫次第で様々なバリエーションを楽しむことができ、見た目がかわいらしいので、お弁当や、おもてなしメニューとしても喜ばれます。

江戸時代に東京で生まれた深川めし

今回は、旬のあさりを入れた”深川めし風”の炊き込みご飯を使って作ります。深川めしとは、いまの東京都江東区永代、佐賀辺りの南方にある場所で、江戸時代の呼び名「深川浦」に由来する郷土料理。当時の深川浦は漁場で、とくに貝類が豊富に採れました。いまでもお鮨屋さんの符帳で「深川」はあさりを指すそうです。

漁師たちが船の上であさりと長ねぎ、豆腐ですまし汁を作り、それをご飯にかけて食べた“まかない飯”が深川めしのルーツだとされています。その後、醤油仕立て、味噌仕立て、炊き込みご飯など、さまざまな種類が誕生し、いまでも東京名物の一つとして親しまれています。

疲労回復や二日酔いにも良いあさり

あさりに含まれるタウリンやベタインという成分は、コレステロール値を下げて生活習慣病を予防する働きがあります。これらの成分が肝臓で胆汁の合成を促すときに、コレステロールが消費されるためその値を下げてくれるのです。また、肝機能を高める作用もあるため、疲労回復効果や二日酔いの防止・改善も期待できます。

加えてあさりには鉄分が多いので、貧血の予防にもなります。そして緑の彩りを添えるために合わせた菜の花は、鉄分の吸収を良くするビタミンCが豊富なので、栄養素の面でも良い組み合わせですよ。

深川めし風手まり寿司

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【材料】(2人分)

・お米 1合
・水 約150cc
・あさり 150g
・酒 大さじ2
・あさりの蒸し汁 小さじ1
・醤油 小さじ1
・生姜 1/2かけ
・菜の花 1/2把
(A)醤油 大さじ1/2
(A)酒 大さじ1/2
(A)みりん 大さじ1/2
(A)塩 小さじ1/4

【作り方】

1:お米を研ぎ、水につけて30分以上浸水させる(分量外)。あさりは3%の食塩水(水1カップに塩小さじ1程度)に浸してアルミホイルなどで覆って暗くし、室温で3時間以上砂抜きしておく。生姜は皮をむいて千切りにする。菜の花は茹でて2〜3センチ長さに切る。

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2:あさりは殻同士をこすり合わせるようにして洗い、フライパンに入れて酒大さじ2をふり、蓋をして加熱して2〜3分ほど蒸す。

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あさりの殻が開いたら少し冷めてから身を取り出し、醤油小さじ1と蒸し汁小さじ1をかけて下味をつける。

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3:お米をザルにあげ、土鍋または炊飯器に入れる。生姜と(A)を加え、お米1合分を炊くときの水分から、調味料の水分量(約20cc)を引いた量の水を加えて炊飯する。

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4:炊きあがり。ここにあさりを加えて全体をさっくりと混ぜる。

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5:ラップを敷き、真ん中に菜の花を乗せる(先の花の部分が見栄えが良い)。

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6:その上からごはんを50gほど乗せ、てるてる坊主の要領でラップをすぼめて丸い形を作る。ラップから取り出したら出来上がり。

今回は炊き込みご飯で作りましたが、酢飯にネタの組み合わせでも作れます。菜の花と合わせるのでしたら、錦糸卵など黄色を合わせるとキレイですね。完成図の具材の配置や色合いを想像しながら、いろんなネタ、組み合わせで作ってみてください。周りからも注目されて話題になること間違いなしですよ!

参考文献

▼過去のレシピはこちら!

著者プロフィール

■圓尾和紀(まるお かずき)
“日本人の身体に合った食事を提案する”フリーランスの管理栄養士。日本の伝統食の良さを現代の生活に活かす「和ごはん」の考え方を伝えている。『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。

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