メニュー

2018.04.03

アイテムでさらに鍛える!チューブを使って広背筋をもっとたくましく【かんたんビジトレ#12】

KenCoM公式:トレーナー・山下晃和

記事画像

ビジネスパーソンがスーツの似合うカラダを作るためのトレーニング、略して「ビジトレ」。第12回目のテーマは「背中」です。

どう鍛えたらいいのかを、肉体派モデル、パーソナルトレーナーの山下晃和さんが語ります。

理想的な背中を作り込む

記事画像

今までも背中の筋肉、広背筋のトレーニングをご紹介しましたが、ここがしっかり鍛えられていると必然的に背中を大きく見せられ、スーツのジャケットを着た時の格好よさが違ってきます。「スーツは肩と背中で着るもの」と言われる所以です。
また広背筋はその名の通り面積が広く、トレーニングの効果が出やすいのもポイント。早く効果を実感できると、トレーニングのモチベーションもどんどん上がっていくと思います。

今回はトレーニングチューブを使い、チューブローイングというメニューを行います。では、始めましょう!

チューブローイング

【ITEM】

記事画像

■チューブ
トレーニング用のゴムチューブ。スポーツ用品店だけではなく、最近ではドラッグストアやディスカウントショップ、電気屋さんなどにも売っています。
家だけでなく、職場、旅行先でも使える、便利なトレーニング器具です。
強度ごとに分かれているタイプが多いですが、束ねると強度を変えることが可能なので、低い強度のものを1つ持っておけばいいでしょう。

【HOW TO】

記事画像

① 床に座って両脚を揃え、前に伸ばす。その足裏にチューブを回して両端を左右それぞれの手で握り、チューブが少し張る程度に軽く引いておく。このとき両手が膝あたりにあるのが目安。たるんでしまう人はチューブを二重にするなどして長さを調整しよう。腰の角度は90度。背すじをピンと伸ばす。

記事画像

② 最初の姿勢を崩さずに、両肘を後ろに曲げてチューブを徐々に引っ張っていく。このとき左右の肩甲骨を引き寄せるイメージで行い、両腕がカラダから離れないよう意識すること。肘を背中側まで持っていったら一旦止め、ゆっくり腕を伸ばして最初の位置に戻す。これを10回×3セット。

【ONE POINT】

記事画像

腕の力でチューブを引こうとすると,
背中のトレーニングにならないので注意が必要です。肩甲骨を寄せながらチューブを引っぱり、肩甲骨を開きながらチューブを元の位置に戻していきましょう。
これを意識しながら行うことで広背筋がしっかり刺激されます。

道具を使うことで集中して鍛えられる

今回のチューブローイングはいかがでしたか?
ダンベルなどのウエイトを使ったトレーニングは筋肉だけではなく関節にも負荷をかける恐れがありますが、チューブは長さを調節するだけで筋肉に確実に負荷を与える事が可能です。膝や腰に不安がある方でも大丈夫ですし、チューブ1本あればいつでもどこでも出来ます。ビジネスバックにも入れられるので、出張時だって鍛えられますよ。

トレーニングチューブは強度別になっているタイプもありますので、ショップスタッフさんに聞きながらご自身の筋力に合ったものを選んでください。

では、次回もお楽しみに!

トレーナープロフィール

記事画像

■山下晃和(やました・あきかず)
幅広いジャンルで活躍する肉体派ファッションモデル。パーソナルトレーナー資格NASMを取得しており、トレーナーとしても活動中。世界各国を自転車で旅した経験を持ち、トラベルライターとして数多くの雑誌に寄稿している。著書に『自転車ロングツーリング入門』(実業之日本社)がある。

著者プロフィール

■黒田創(くろだ・そう)
フリーライター。2005年から雑誌『ターザン』に執筆中。ほか野球系メディアや健康系ムックの執筆などにも携わる。フルマラソン完走5回。ベストタイムは4時間20分。

この記事に関連するキーワード