2018.03.27
もっと胸を鍛え上げる!膝つきプッシュアップ【かんたんビジトレ#11】
ビジネスパーソンがスーツの似合う身体を作るためのトレーニング、略して「ビジトレ」。今回からはより効果を上げるために、少し負荷をレベルアップしたメニューをご紹介します。
連載第11回目のテーマは「胸周り」です。
どう鍛えたらいいのかを、肉体派モデルでパーソナルトレーナーの山下晃和さんが語ります。
大胸筋は成長を感じ取れる筋肉
何度か述べている通り、スーツのジャケットの着こなしを格好良く見せるために大事なのが大胸筋です。大胸筋はその名の通り大きな筋肉なので、トレーニングするほどサイズアップしやすく、効果をすぐ感じられるのがポイント。
効果が出ればその分モチベーションも高まりますからね。今回は、過去2種類の大胸筋トレーニングよりも少しレベルアップした、膝つきプッシュアップに挑戦してみましょう。
膝つきプッシュアップ
① 両膝を床につける形でうつ伏せになる。両手を肩幅より少し広く開いて肩の真横の床につき、肘を伸ばして上体を起こす。背すじはまっすぐ、目線は斜め下45度。
② お腹を引っ込めながら肘を曲げて上体をゆっくり下げていき、胸が床に着く寸前で止め、元の位置に戻していく。これを10回×2~3セット。難しい人は胸が床に着いてしまってもOK。
【ONE POINT】
背中が反ってお腹から床に着く形にならないよう注意しましょう。これでは大胸筋に全然効きません。常にお腹は引っ込めて背すじを伸ばし、胸に刺激を感じながら行うといいでしょう。
大きい胸でスーツを着こなそう
通常の腕立て伏せは膝を床から浮かせて身体をまっすぐ伸ばして行いますが、それだと姿勢を維持するのに意識が向くため、腹筋など胸以外の部位に効いてしまいます。
今回のテーマである大胸筋を鍛えるには、上半身の動きを確実に行うのが大事になります。両膝をつくことで動きをよりはっきりと意識できるはずです。
その分常にお腹を引っ込めて、胸をしっかり刺激しましょう。同時に、スーツの着こなしに欠かせない上腕三頭筋も鍛えられますよ。
では、次回もお楽しみに!
トレーナープロフィール
■山下晃和(やました・あきかず)
幅広いジャンルで活躍する肉体派ファッションモデル。パーソナルトレーナー資格NASMを取得しており、トレーナーとしても活動中。世界各国を自転車で旅した経験を持ち、トラベルライターとして数多くの雑誌に寄稿している。著書に『自転車ロングツーリング入門』(実業之日本社)がある
著者プロフィール
■黒田創(くろだ・そう)
フリーライター。2005年から雑誌『ターザン』に執筆中。ほか野球系メディアや健康系ムックの執筆などにも携わる。フルマラソン完走5回。ベストタイムは4時間20分。