2018.03.03
食べ物消化の仕事人!胃の働き【漫画・働く臓器#1】
今回からスタートした漫画「働く臓器」では、普段近すぎて意識することが少ない身体の中で働く臓器たちの仕事ぶりを紹介していきます。第1回は胃です。
胃の働きでよく誤解されるのが、栄養の吸収をしているという点ではないでしょうか。
実は胃では、口から摂取した食べ物の「消化」を主に行なっています。また、食べ物が次の『小腸』で吸収されるまでの倉庫としても使われているのです。
●■ちょい足し解説■●
食べ物が胃に近づくと噴門が開き、中へ誘導します。
胃中では胃酸やペプシノーゲンといった「胃液」が分泌。合わせて、縦筋層や輪筋層が動いて「蠕動運動」を起こし、食べ物と胃液を混ぜあわせて消化を推進します。
ある程度消化が進むと、今度は幽門が開き、消化物を蠕動運動の力で、徐々に十二指腸へと運ばれていくのです。
よく食後はお腹に血が集中するのでボーっとするというのは、この動きを行うために血が集中するために起こる現象になります。
食後は過度な運動を避けて、少し休むようにするといいでしょう。
▲●主な病気●▲
胃炎・胃潰瘍・胃がん
著者プロフィール
■SoNo(その)
美味しいもの好きのイラストレーター・漫画家。小説・漫画・映画・ドラマなどエンタメ全般を対象に楽しみながら健康になるヒントを探っていきます。