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2018.02.17

緑黄色野菜もたっぷり!不足しがちな亜鉛も摂れる牡蠣とカブのリゾット【身体が変わる!10分レシピ#25】

KenCoM公式:料理研究家・りんひろこ

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今回は「身体を絞れて、元気が溢れる料理」です。
家に帰って夕飯を食べようと思っても、炊いたご飯がない!という時がありますよね。急いでお米を炊いても30分以上かかるし、同時におかずも作るとなると時間がかかるもの。
そんな場合はリゾットがおすすめです。リゾットは生米を洗わずにフライパンに入れて炒めるので手早く調理でき、その上、肉や魚と野菜も加えればおかずも一緒にできてしまう便利な料理。これとサラダかスープだけですぐに夕飯が食べられます。
今回は、亜鉛など、日本人に不足しがちな栄養素を豊富に含む牡蠣を使って作ってみましょう。

身体の芯から温まる主食がカンタンにできる!

本来はみじん切りタマネギを味のベースに入れるのですが、今回は少しでも手順を減らすために使う野菜はカブのみ。
カブの甘味だけでも十分おいしいリゾットになります。またカブの葉部分はβカロテンを多く含み、抗酸化作用や免疫力を高める働きのある緑黄色野菜。こちらも刻み入れて、たっぷり摂りましょう。

【材料】(2〜3人分)

・カブ 小3個 中なら2個
・にんにく 1片
・牡蠣 8~10粒
・オリーブオイル 大さじ1
・米 1.5合
・白ワイン 200cc(なければ料理酒50㏄+酢50㏄+水100㏄でも可。ややスッキリした味になる※)
・水 600cc
・塩 小さじ1
・こしょう 少々

※ ワインより料理酒のほうが華やかな甘みが少ないので、甘みが少なくさっぱり仕上がる。甘みを足すにはスライスしたタマネギを加えて炒めてもよい。

【作り方】

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1: カブの葉部分をざく切りにし、根の部分は薄切りにしておく。にんにくもスライスする。

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2: 牡蠣に片栗粉大さじ1、塩小さじ1(ともに分量外)程度を加えて軽く揉む。水を2~3回入れ替えてよく洗ったら、ザルにあげておく。

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3: 牡蠣は半量を粗みじん切りにし、残り半分は切らずにそのまま取っておく。

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4: フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくと粗みじん切りにした牡蠣を入れて炒める。

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にんにくの香りがしてきたらカブの根の部分を入れ、しんなりするまで2~3分さらに炒める。

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5: 米を洗わずにそのまま加え、さっと炒めて煮汁を吸わせる。そこに白ワインと水、塩を加える。

6: 時々かき混ぜながら弱~中火で10~12分程度煮る。途中で水分がなくなったら、米を食べてみて、まだ少し固いようであれば、さらに水200ccを加えて煮る。

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7: 米の中心が、髪の毛1本程度芯が残るアルデンテ状になったら、カブの葉と半分とっておいた牡蠣を丸ごと入れ、牡蠣を米の中に埋め込むように混ぜ合わせ、2~3分くらい煮る。。

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牡蠣がぷっくりとし、カブの葉がくたっとしたら、味をみてから塩、こしょうで調える。

他の食材でもほっこりな仕上がりに

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今回は牡蠣を使いましたが、海老やアサリなど他の魚介類で作ってもおいしいですよ。
また、鶏のささみを使っても低カロリーですし、身体がポカポカ温まります。
こちらもどうぞお試しください。

著者プロフィール

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■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。