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2017.12.02

カプサイシンで身体を温める!豚肉ときのこのスンドゥブ風【身体が変わる!10分レシピ#14】

KenCoM公式:料理研究家・りんひろこ

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今回は「身体を内側から燃やすダイエット向け料理」です。
本格的な冬が到来し、身体が芯まで冷える日も増えてきました。そうなると身体の代謝も落ちてきます。
そこで活用したいのが、キムチなどに使われる唐辛子の力です。

唐辛子に含まれるカプサイシンが中枢神経を刺激し、それによって熱エネルギー代謝が活発になるため身体が暖かくなります。また、代謝が上がって汗をかくことで、ダイエット効果も期待できるといわれます。
この温め効果を活かして、韓国の鍋料理であるスンドゥブをアレンジしたスープを作ってみましょう。

スープの温かさ&辛味で、内臓から温める!

本来のスンドゥブチゲはあさりやシジミなどの貝類と、肉や野菜を入れて、コチュジャン、唐辛子粉、にんにく、ごま油などの調味料を加えて作るもの。ですが毎日の夕食準備の中で、それらの食材を全部用意するのは難しいですよね。
そこで今回は、魚介類のうまみを加えるために「かつお節パック」を使います。
これにキムチを加えると、手軽に白菜、人参、ネギなど数種類の野菜も摂ることができますよ。

【材料】(3〜4人分)

・キムチ 1/2パック(100g程度)
・水 600㏄
・豚もも肉薄切り 200~300g
・豆腐 1丁

・きのこ(お好きなもの1、2種類) 片手でつかめる程度
・長ねぎ 1本
・ニラ(あれば) 1/3~1/2束
・にんにく(スライス、すりおろしでもOK) 1片
・油(できればごま油) 少々(小さじ1程度)
・かつお節 1パック
A
・コチュジャン 大さじ2弱
・しょうゆ 大さじ3
・酒 大さじ2
・塩 少々

・卵(お好みで) 1個

【作り方】

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1: きのこを1口大に切り、長ねぎは斜め切りにする。ニラは3〜4cm程度に切り、にんにくはスライスにする。

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2: 鍋に油を熱し、にんにくを加えてサッと混ぜたら、かつお節を加える。

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かつお節を入れた後すぐに、きのこと長ねぎを加えてよく混ぜる。

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3: 長ねぎがしんなりしたら一度火を止め、Aの調味料とキムチを加えてさっと混ぜ合わせる。

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混ざったら水を加える。

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4: 煮立ってきたら豚もも肉を1枚1枚広げて加え、その上にニラを散らして水を切った豆腐も加える。

5: 豆腐に火が通ったら出来上がり。お好みで上に卵を落とす。(卵は白身のふちが白っぽくなる程度でよい)

魚介の旨味を足し引きすれば味にバリエーションが

豚や野菜のうまみが出てくるので、もしかつお節を入れなくても違った美味しさになります。
こちらも試してみてください。

逆に、魚介類の深い味わいを楽しみたい場合は、しじみやあさりを入れると、本格的な味わいになります。
ぜひ、今日の夕ご飯にいかがでしょうか。

■過去の料理はこちら

著者プロフィール

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■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。