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2017.05.23

靴を選ぶコツは”TPO”?理想の1足との出合い方【健康と靴・後編】


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前回の記事(下記リンク参照)では、シューフィッターの武田さんから、靴が合っていないことによる健康リスクを教えてもらいました。後編となる今回は、靴を買うときに押さえておきたいポイントをご紹介します。理想の靴を買うためには、何に気をつければいいのでしょうか?その答えを教えてもらいました。

▶︎その靴、合ってないかも!?プロが教える健康を考えた靴選びとは?【健康と靴・前編】 記事に移動します

<お話を伺った方>武田 剛氏

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一般社団法人足と靴と健康協議会が認定するバチェラー(上級)シューフィッター。大手流通企業に所属し、靴の販売やプライベートブランドのシューズ開発、スーパーバイザーなどの経験を持つ。現在では職務と合わせて、後進のシューフィッター育成のためにフィッティングや足型計測などの実技指導を行っている。

靴を選ぶときに気をつけるポイント

その靴はどんな目的で使うのか?

――靴のTPOとはどういうことでしょうか?

現場にいるとよくあるのが、「どこにでも履いていける靴がほしい」という声です。しかし、靴には色々な種類があります。素材ひとつ見てもレザーやラバー、デザインに機能も様々。例えばショッピングの町歩きと遠出の観光旅行では、靴に求められる性能は異なります。前者であればセンスのいいデザイン、後者であればクッション性に優れた機能的なものではありませんか?だから、どこで使っても最適な靴なんて本当はありません。

――なるほど。どんな場面で履くかを考えるからTPOなんですね。

そうです。たくさん歩くための靴なら、靴紐やマジックテープで足を固定できるウォーキングシューズをオススメします。しかし、男性はビジネスシューズ、女性ならパンプスやヒールを履かなければいけない時ってありますよね?だからこそ、優先事項を明確にすることが、理想の靴と出合う最初のステップです。

極端な話、ビジネスシューズやパンプスでも長時間歩くことはできます。しかし、そんなハードな歩行を想定して作られていないので、人によっては足を痛めると思います。だからこそ、TPOに合わせて靴を選び、使っていくことが大切です。

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――靴を買う時に気をつけるポイントはありますか?

お店で購入をするなら、4つのポイントがあります。
①必ず両足試着する(靴下の厚みに注意)
②立って足に体重がかかった状態でサイズをチェックする
③靴の踵に足を合わせてつま先に1cm~1.5cmほどのスペースがあることを確認する
④実際に歩いて履き心地をチェックする
これらを試してみて、過度な圧迫感がないか?すぐに踵が脱げないか?をチェックしてみてください。

また、時間がなくてインターネットで靴を購入される方もいると思います。メーカーやブランドによってサイズ感が異なるため、万が一サイズが合わなかった時の時のために返品可能か確認しておきましょう。

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靴との上手な付き合い方

――それでは買い換えの時期を教えてください。

靴によって異なりますが、靴底やラバーが減ってきた時に買い替えをオススメしたいですね。靴底はその人の歩き癖によって減るため、すり減った靴底だと歩行や直立時に踵や膝に余計な力がかかる可能性があります。たまに穴が空くまで使う人もいますが、”靴底が減ってきた”と思った時はひとつの目安と考えてください。

――他にも気をつけるべき点はありますか?

スポーツシューズでも競技用の靴と、そうでない靴とではニーズが違います。例えば、幼少期からサッカーをやっていた方は、小さめの靴を求めることが多いのですが、これはサッカーシューズを選ぶときの考え方です。競技用のギアは、「何秒早く走るか」「どれだけ高く飛ぶか」など、一般的な靴とは求められる機能が全く異なります。健康的に歩くための靴と、速く走るための靴は別だという意識を持つことも大切ですね。

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――靴の種類と機能を覚えておくのが良さそうです。

そうですね。もし家族にお子さんがいるなら、小さいうちから教えてあげるべきだと思います。成長期だからと大きい靴ばかり履かせてしまうと、足の発育への懸念、さらには大人になってからもサイズの合わない靴を履く習慣ができてしまうかもしれません。

足元から健康を考えてみる

理想の1足から歩き方の”質”にこだわる

――最後に靴との向き合い方を教えてください。

靴は様々な役割を持っています。パンプスなどのように歩くことに向いていない靴を履くのがダメなのではありません。それよりも、1日の予定に合わせて靴を履き分けましょう。健康的に歩くための靴選びができれば、長い目で見たときに生活の質(QOL)の向上につながるのではないかと考えてます。

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――歩行の質にこだわることは、健康維持に役立ちそうです。

ぜひこだわってみてください。私は以前から靴が好きで、100足以上持っていた時期もありました。それだけ見てきても、未だに悩むこともあります。新しいアイテムは次々出てきますし、みなさん足の形は違いますからね。シューフィッターの知識を活かして、多くの人に靴の大切さを伝えられたらと思います。

――毎日使うからこそ、確かに大切です。貴重なお話をありがとうございました!

歩くときに欠かせない靴。普段何気なく履いていると、デザインが先行して身体への負担は後回しになりがちです。前回筆者は足と靴が合っていないと指摘をされましたが、みなさんはいかがでしょう?もし、普段から紐を解かず脱ぎ履きをしているようであれば、靴のサイズを見直してください。オシャレも健康も楽しめるよう、靴と向き合っていきたいものですね。

参考

【公式】一般社団法人足と靴と健康協議会

(取材・文・撮影 KenCoM編集部)

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(監修医師:石原藤樹先生)

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