2016.02.29
「やってきた!4カ月検診」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.22
息子が産まれ、4カ月になるころ、夫が会社を辞めた。
これからどうするのか何も決まっていない、宙ぶらりんな状況の中、
息子の4カ月検診の日がやってきた。
ちょっと前までぼーっとした表情が多かった息子も、最近はよく笑うようになって、育児がより楽しくなってきている。
1カ月検診の時からどの程度成長したのだろう?
おかげさまで母乳の出もとても良く、息子は毎日おっぱいをよく飲んでくれるので、大きめに育っているように思える。
外出した際も…
「あら~かわいいわね。何カ月?」
「4カ月になります」
「あらまあ! まだ4カ月? 大きいわね~」
といった感じで、必ずと言っていいほど「大きい」と言われる。男の子だからなのかもしれないなあ。息子の体重を計るのが楽しみだ。
私の住む地域は、4カ月検診を保健所で行うそうで、時間通り会場へ行くと同じ区民の赤ちゃんがこれまた何人も集まっている。日本は少子化だと思っていたんだけどな…。男の子も女の子もたくさん、いろんなサイズの子がいる。
輪ゴムを腕にはめたような、ムッチムチの赤ちゃんもいれば、ひょろ~とほっそりした赤ちゃんまで、みんな生後4ヶ月といっても、成長の早さはさまざま。
髪型もふさふさと大人顔負けの立派なヘアスタイルの赤ちゃんもいれば、うちの息子のようにはげ散らかしたような薄毛の赤ちゃんもいる。
どちらにしても、どの赤ちゃんもみんな、とても、とてもかわいい。
こどもが産まれる前のわたしは、赤ちゃんと言う生き物を、こんなにかわいいと思ったりしなかったのに、母となった今、他人の赤ちゃんまで愛せるのだから女性の身体、感覚の変化とは神秘的だなあと思う。
息子は大きすぎず、小さすぎず程よい感じで成長しているようでほっとした。誰かと比べるわけではないが、どれが正解なのか子育てをしているとよくわからなくなる時がある。
おっぱいだって出ているのだろうけど、どれくらい飲んでいるかなんて
目ではちっとも量れないのだから、母は何かにつけ心配になったりする。
検診では身長、体重、胸の音と、聴覚、視覚、おちんちんの状態を調べてもらった。
「特に異常ありません。」息子の体重は7.4キロ! 産まれた時は2905gだったのだから、4カ月で倍以上に成長したなんて! 母乳だけ飲んで、こんなにも大きくなるとは人間はすごい。
検診のあとは離乳食についてレクチャーがあった。生後5ヶ月、6ヶ月頃から離乳食を始めても良いとのこと。
離乳食は始めたらノンストップですよ~。1日1回から、2回、3回と数カ月にわたり、食事の回数を増やしていきます。
10倍粥からスタートし、少しずつ食べ物に慣れさせ、おっぱいを飲む回数を減らしていき、栄養バランスを考ながら、献立を替え、1カ月ごとにちょっとずつ量を増やしていきましょう。
栄養士さんのお話を聞きながら、わたしは内心オロオロしていた。
時に授乳しながら仕事をするなど、産後一度も仕事をストップせずにやってきたので、今この状況で、これ以上忙しくなるのは危険…。
育児もしっかりしてあげたいので、余裕をもってスタートさせたい。わたしは離乳食をどのタイミングで始めるのが良いのか決めかねていた。
「どうしたものか~…」。
帰り道、ベビーカーを押しながらわたしはとても良いアイディアを思いついた…。
「そうだ、夫が主夫になればいいんだ!!!」
つづく
次回は「脱サラ夫、主夫になる」をお送りします。
【あわせて読みたい】 ※外部サイトに遷移します