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2017.03.25

軽い!若返った!1年で6kg減、脂肪肝を解消した医者の健康づくりとは?【医師・三輪先生インタビュー②】

KenCoM編集部

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働き続けるためには運動が必須、楽しく続けられる運動を日常の中に組み込むことを教えてくださった三輪真也先生。実はご自身も、運動と食事の習慣を変えて、劇的な体調改善を図ったとのことです。インタビュー第2回のこの記事では、忙しい医師の生活の中での健康づくりについて、具体的にうかがいます。

▼1回目の記事はこちら!

<お話を伺った方>三輪真也先生

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■三輪真也(みわ・しんや)先生:
順天堂大学医学部卒業、医学博士。医療法人社団同友会産業保健本部本部長。糖尿病・脂質異常症・予防医学を専門分野とする。日本内科学会認定内科医、日本糖尿病学会認定糖尿病専門医、日本医師会認定産業医。大手企業の産業医、健保の顧問医を担当する傍ら、毎週月・火・水は同友会春日クリニックでの糖尿病・内分泌代謝外来も担当する。

1年で7kg減!若返った!そのきっかけとは?

脂肪肝がきっかけで生活習慣改善

――三輪先生がご自身の生活を改善しようと思われた、そもそものきっかけって何だったんでしょうか?

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恥ずかしながら、2016年の健康診断で脂肪肝と診断されてしまったんです。普段健康指導をしている医師の立場では、もうショックでショックで(笑)。また僕は75歳、80歳まで働くつもりなので、今できることをやっておかないと仕事を続けられないとも思ったんです。だから未来のための投資として運動を生活に取り入れること、食事を改善することを心に決めました。

ちなみに、実は若いころは体重が100kg前後あったので、2016年の健康診断の時点でも、歩数1万歩以上、飲酒やお菓子・ジュース類はほぼなし、食事も一般的に言えばかなり健康的な内容に心がけてはいたんですよ。なのでその頃でも体重は何とか70kg以内のレベルを維持はしていたんです。

――では、そこからさらにシェイプアップをなさったんですね!

忙しい毎日の中での三輪先生の健康習慣って?

臨床医・産業医・健康支援の3足のわらじ

――三輪先生は現在、具体的にどのようなお仕事をされているのでしょうか?

僕は3つの仕事を持ってます。まず月曜日から水曜日はクリニックで外来を担当しています。それから保健指導の支援の仕事、それから、企業の産業医や健保の顧問医などの仕事という3つです。

人々の健康支援がライフワーク

――ものすごくお忙しいと思うのですが、なぜその3つを行っていらっしゃるんでしょうか?

1998年に順天堂大学に入局1年目の研修医のとき、スタンフォード大学のヘルスプロモーションのカリキュラムにたまたま僕が1ヵ月参加することになったんですね。そこで最先端の健康教育のカリキュラムを目の当たりにして、ものすごく衝撃を受けたんです。カルチャーショックというか。病院で患者さんを待っているだけでは全然足りない、健康支援・健康教育を行うべきなんだ、と心打たれました。この予防医学というものが自分のライフワークになるな!と直感的に思いましたね。
それまでは正直なところ、病院に来ない人は病識がないだけだ、なんて思っていたんですよ。でもやっぱり臨床医としてだけではなくて、産業医としてまた保健指導を支援する医師として、健康を総合的に支援したいと思っているんです。

――なるほど、広く人々の健康を支援することが、三輪先生のライフワークになったんですね。

そうなんです。珍しいタイプだとは思いますが、この3つの役割を続けていきたいと思っています。

1日最低1万歩+ジム・ボウリング・ゴルフ

――さて、では先生ご自身の運動の習慣について詳しく伺えますか?

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まず原則として、1日最低1万歩、できれば1万3000歩以上歩くように心がけています。歩くことは、生活の中に取り入れやすく、忙しくても比較的続けやすい運動習慣なんですね。万歩計をいつも身に着けて測っていて、今日は足りなさそうだなと思ったら、1駅歩いたり、大回りして歩数を増やすようにしています。

また、毎週土曜日はジムに通うことにしています。それから、例えば、木曜日は午前仕事が終わった後、ボウリングに行き、夕方から仕事をし、その後シミュレーションゴルフをし、行きつけのサラダ専門店へ行き、また仕事をし、最後自宅まで歩く、というのを毎週のルーティンに決めているんですよ。

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――すごいですね!

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僕の場合、比較的自由に仕事と運動の時間を取れるというのはありますが、スケジュールに組み込んでしまうのが大切ですね。決めた習慣で動いているので辛くもないですし、この生活を始めてから1年で6、7kg痩せました。今47歳なのですが、最近はなんだかすごく元気が出て、30歳ぐらいのころのエネルギーがある感じがするんですよ。実感として「若返った!」ってね。また、おかげさまで今年の健康診断では脂肪肝を指摘されませんでしたよ。

――コツはスケジュールに運動を組み込んでしまう、ということですね。

野菜中心の食事で体を軽く

――ではお食事はどのようなものを摂っていらっしゃるのでしょうか?

サラダは三輪先生の定番の夕食

サラダは三輪先生の定番の夕食

僕は毎日の食事の写真を撮って記録に残しているんですが、昼食は水曜日以外、夕食は土日以外ほぼ100%サラダ専門店もしくは同様のメニューが食べられる店で野菜中心の食事を摂るようにしています。そのため、お気に入りのサラダ専門店をいくつか決めているんですよ。やはり野菜を多く取ると体が軽くなります。
ちなみに水曜日の昼食は好物のぶり照り焼き定食を食べ、土日の夕食は自宅で食べます!

――好物も組み込まれているんですね!(笑)

スマートフォンに毎日の食事を記録

スマートフォンに毎日の食事を記録

また、お酒は28歳のときにやめました。乾杯の挨拶ぐらいは口をつけますが、ほぼ飲みませんね。アルコールに強くない体質というのと、中性脂肪が高かったのもあり、お酒は止めました。お酒を止めたら中性脂肪の値が1/10ぐらいになりましたよ!

健康づくりを続けるコツは?

記録を取って自分の状態をモニタリングすること

――食事も歩数も丁寧に記録をつけられているんですね。

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やはりモニタリングは大事ですよ。記録をつけて、自分のことを客観的に見て考察できると、改善も行いやすいです。患者さんにはよく船に例えてお話しするのですが、船の方向が沖に行き過ぎたらまた岸に向かって進む、というように、進むべき方向と現在地を見極めながら、調節をするのが大事なのだと思います。体重と歩数はもちろん、血圧が気になる方は血圧も一緒に測ると良いと思いますよ。

無理せず仕組み化すること

――先生のように運動を習慣づけ、食事を制限することはなかなか難しい人も多いと思うのですが、どのようにやるのがよいでしょうか?

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やはり運動は続けられることが第一です。どんなにいい運動も1回しかやらないと意味ないんですよ。運動のメリットは短期的なものではなくもっと長期にわたる投資なので、運動自体も続けていく必要があります。
ですので、何の運動でもいいので楽しいと感じられるものをやることです。筋トレが好きな人は筋トレをやればいいし、有酸素運動の方が好きな人はそれでも構いません。
楽しんでストレスも発散しながらやってくださいね。

また、効率などはそれほど考えなくていいんですよ。食べる前と後とどちらがいいかとか、正直どうでもいいです。それよりも続けることです。「そもそもやるんですか?」って聞きたいです。

――なるほど、続けられることがまず第一、ですね。

人々の健康を支援する役割を担いつつ、自身の健康づくりにも邁進する医師・三輪真也先生。そのストイックな姿勢の裏には、75歳まで働きたい、ライフワークとして人々の健康支援を行うのだという強い志にも支えられていました。
私たちの人生においても、長い目で見ると、健康な体は重要な資産であると考えられるのではないでしょうか。
そのため健康づくりは長期の投資ともいえます。大きな投資でなくてもかまいませんので、小さくコツコツと楽しく続けられる運動習慣を身につけてみませんか?

三輪先生のお話から、ご自身の健康づくりに少しでも役立てていただければ幸いです。

(取材・文・撮影:KenCoM編集部)

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