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2017.02.24

夫婦で温活!「スープジャー」をランチの相棒に

KenCoM公式ライター:藤澤未央

日中は春の香りを感じることもありますが、天候によっては寒さがつらい日もありますね。「冷えは万病のもと」。3月中旬くらいまでは冷えが引き金となって体調を崩さないか、気が抜けません。

そこで今回は、筆者おすすめの「スープジャー」を使ったランチをご紹介。スープジャーとは、高い保温性をもつ密閉容器で、お弁当箱と水筒の中間のようなものです。お弁当箱よりは二回りほど小さく、水筒よりは開口部が大きいので、その名のとおり温かいスープやお粥などをランチで楽しむのにぴったりです。

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夫婦はどちらか一方が倒れると、たちまち生活が乱れる可能性が!夫婦一緒に冷え取りを心がけて、新年度にいいスタートが切れるように準備をしたいもの。あなたも「スープジャーランチ」を始めてみませんか?

スープジャーの4つの魅力とは

1.スープのほかカレーや豚汁もランチにできる

スープジャーは、冷めやすい汁物をアツアツのまま数時間キープできるのが特徴なので、出先でも温かいまま食べられるのがうれしいですね。

それだけではありません。スープジャーは、持ち歩きが不可能と思われがちなカレーや豚汁などのメニューでも、持ち歩くことが可能です。あんかけやきそばのあんや、残り物のカレーなどをスープジャーに詰めていき、ランチタイムになったら麺やご飯の上にトロリとかけて食べる、なんていう楽しみ方はスープジャーならでは。あったかくて心も満足なランチの楽しさを味わっちゃいましょう。

2.保温調理ができる

スープを入れる前に沸騰したお湯でジャーをあたためて

スープジャーの魅力には「保温調理ができる」ということもあります。
スープジャーには、朝沸騰したスープを入れておくと昼になっても舌をやけどするほどの熱さを保てるほどの保温力があります。
この高い保温性を利用すれば、朝からランチ時までの間に素材を柔らかく煮込んだり、味をじっくりしみこませる「保温調理」ができるんです。これは使わない手はありませんよ。

朝、具材を入れたスープをレンジや鍋でアツアツに加熱し、そのままスープジャーに入れましょう。

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ポイントは、スープを入れる前に沸騰したお湯でスープジャー自体をしっかり温めておくことと、食べる直前まで蓋を開けないこと。そうすればスープが冷めることなく、アツアツ温度をしっかりキープすることができるんです。

ランチタイムには具材が煮えて柔らかく

朝はまだ固めだった具材もランチタイムになるころには柔らかく煮え、味が染みて食べごろになっているはずです。朝キッチンに立つのは短時間なのにもかかわらず、手間のかかったスープを食べている気分を味わえる便利さを実感いただけることでしょう。

大根・じゃがいも・なす・ニンジン…。火が通りにくい上に煮崩れしやすい根菜こそ、保温調理にぴったりですよ。保温調理は、忙しいけど栄養面が気になる方におすすめの調理法だと思います。

3.いつものお弁当に温かさと栄養をプラスできる

お弁当のおかずというと、からあげや卵焼きなどのたんぱく質料理がメインになりがち。どうしても野菜が不足気味になってしまうのが難点ですよね。

そこで根菜をたっぷり入れた豚汁や、旬食材を使ったミネストローネなど、野菜中心のスープをプラスするのはいかがでしょうか。スープなら冷蔵庫の余り野菜を使って、1品で何種類もの食材を摂取可能なのがうれしいところ。普段不足しがちな栄養素を考えながらスープメニューを考えてみるのもいいですね。

また、寒い季節に温かい汁物があるだけで、心も体もホカホカになるのがスープランチのメリットでもあります。屋外でのお仕事の方、重ね着が禁止されている制服の学生さん、オフィスでの空調の冷えが気になる女性など、冷えに悩まされている方ならどなたにでも喜ばれると思いますよ。お弁当に温かい汁物が1品プラスされるだけで、体の温まり方はかなり違うと思います。

4.具沢山でスープダイエットも?!

ランチの添え物としてのみそ汁やスープもいいのですが、ランチのメインにもなるような具沢山のスープも魅力です。
押し麦やマカロニを入れたミネストローネや、具沢山のリゾット、おかゆなどの主食にもなるメニューを作れば、それ一品でヘルシーなランチとして楽しむことができますよ。

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スープジャー自体がそれほど容量が大きくないので「足りないかも…」と不安に感じる方もいるかもしれません。そんな場合は、プチプチやシャキシャキ、トロトロなど、いろいろな素材の食感が楽しめる具沢山のメニューを選んでみましょう。食感の違いが楽しく食べごたえもあるため、量が少なくても満足できると思いますよ。

スープジャーを活用したお手軽レシピ

ではここからは、具体的なおすすめレシピをご紹介していきましょう。
時間のない朝はお湯を注ぐだけのインスタントスープを入れることも多いスープジャーなんですが、せっかくですから簡単調理で栄養バランスのとれたスープにもチャレンジしたいですよね。
スープジャーの保温機能をうまく使えば、温かく美味しい料理を短時間で作ることができるんです。では、お手軽なスープランチのレシピを見ていきましょう。

まるでカフェ!?「野菜たっぷり ひよこ豆のトマトスープ」

保温調理の定番、具沢山トマトスープです。
忙しい朝でも、ささっと野菜を切って短時間レンジで加熱するだけなので、それほど手間に感じないはず。保温調理でお昼には具材が柔らかく煮えていることでしょう。
ただ、ランチタイムまでしっかりとアツアツ状態をキープしておきたいので、事前にスープジャーを熱湯でしっかり温めておくことだけは忘れないでくださいね。
ぜひ、お気に入りのパンを添えて召し上がってみてください。オシャレなカフェのランチ気分が味わえます。

本格的中華粥がお手軽に「鶏と生姜の中華粥」

ちょっと風邪気味の時や、食欲がない時に嬉しいのが生姜の効いた中華粥。本格的に作ると手間のかかるものですが、スープジャーで簡単に作ることも可能なんですよ。

こちらのレシピでは乾燥野菜と乾燥生姜を使っているようですが、手に入らないようなら冷蔵庫の余り野菜とチューブの生姜でも十分美味しく作ることが可能です。ニンジンや長ネギ、大根などがおすすめですが、お好きな野菜をプラスして作ってみてもいいでしょう。

白粥が苦手な方も、生姜とごま油が効いたコクのある中華粥なら食べごたえがあり、気に入ってもらえるのではないでしょうか。食べた後は、汗をかくくらい体がホカホカ温まっていると思いますよ。

このレシピで材料として使うお米の量は、大さじ2杯のみです。お粥にすると、少量のお米でも十分に満腹感が得られるのがうれしいですね。「低カロリー」で「美味しく」、「体が温まる」と三拍子そろったスープジャーランチ。ランチだけではなく、受験生のお夜食などにもぴったりです。

具材ゴロゴロおなか満足「じゃがいもとベーコンのパングラタンスープ」

アツアツがキープできるスープジャーレシピの中には、「こんなものも作れるの?」とびっくりするようなものもあるんです。その中のひとつがこれ、「じゃがいもとベーコンのパングラタンスープ」。じゃがいもにベーコン、トーストしたバケットがゴロゴロ入ったスープの上に、とろけるチーズがたっぷりかかった大満足な一品です。

まるでレストランで出てくるような豪華メニューなのに、お弁当として手軽に作ることができるのはスープジャーならでは。寒い日は、ふたを開けたらすぐにアツアツの具材が頬張れるのも嬉しいポイントです。

本格スープも保温調理でカンタンに!「塩昆布で簡単ミネストローネ」

本格的なミネストローネ風のスープだって、スープジャーを使えば簡単に作ることができます。
朝、具材にしっかり火が通るように加熱して、温めたスープジャーに移しておきましょう。あとは昼までゆっくり待つのみ。スープジャーが具材をゆっくり柔らかく煮込んでくれるので、今日はどんな味に仕上がっているかと、ワクワクしながら出来上がりを待つのも楽しいですね。茹でたマカロニやショートパスタを加えると、主食にも代えられる満足メニューになりますよ。

朝忙しくて材料を切る時間がない…という方は、前日夜にまとめて切っておくのもおすすめです。朝の作業がひとつ減るだけでも心の負担が少し軽くなり、気軽にチャレンジできるのではないでしょうか。

体の中から温まる!スープジャーで温活ランチ

意識して体を温めて体温低下を防ぐ「温活」。そんな温活の中でも、スープジャーを使ったあたたかランチは手軽に取り入れられるもののひとつです。
自宅から離れて体が冷えてくるランチタイムに温かい料理を口にすると、体の中からホカホカ温まるのが実感できるでしょう。スープ、おかゆ、シチューにカレー、どんな料理も温かいまま持ち運べるスープジャーは、冷えやすい現代人に最適なアイテムなのかもしれません。
ぜひ、あなたもスープジャーを活用して、美味しく温かいランチタイムを楽しんでくださいね。

<著者プロフィール>

■藤澤未央(ふじさわ・みお):
IT関連での勤務後、出産を機に退職。現在は子育ての傍らフリーライターとして活動中。主に、人間関係のコミュニケーション術や子育てノウハウ系の記事を得意とする。大切にしていることは「誰にでもわかりやすく、人の心に寄り添うライティング」。

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