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2024.03.12

股関節の動きを良くして足の血流を改善!ウォーキング習慣に欠かせない大腿筋膜張筋ストレッチ【基本のストレッチ】

kencom編集部

photo:takeshi murakami

photo:takeshi murakami

ストレッチとは、意図的に筋や関節を伸ばす運動のことです。体の柔軟性を高めたり、ケガ防止のために準備運動に使われたりしていますが、近年では正しい姿勢の維持やリラクゼーション効果もあることがわかってきています。

ストレッチをする上で大事なことは
1. 時間は最低20秒
2. 伸ばす筋や部位を意識する
3. 痛くなく気持ち良い程度に伸ばす
4. 呼吸を止めないように意識する
5. 目的に応じて部位を選択する
この5つ。特に気をつけて欲しいのが、伸ばす筋や部位を意識すること。正しい方法で行わなければ期待した効果が得られないだけでなく、身体を痛めてしまう恐れがあります。

本連載『基本のストレッチ』では、理学療法士の石田佑也さんに正しいストレッチ法を教えていただきます。

大腿筋膜張筋ストレッチ

大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)は、骨盤の横から大腿にかけてついている筋肉です。直接脚の痛みに関わってくる筋肉ではありませんが、座り姿勢が多いと硬くなりやすく、股関節の柔軟性が低下し血行不良などを引き起こしてしまいます。

しっかりと伸ばして柔軟性をキープしておけば、股関節を動かしやすくなり、ウォーキングやジョギングなどでけがをしにくくなります。このストレッチでは、骨盤を前傾と脚の動きを合わせることで、大腿筋膜張筋にアプローチします。

photo:takeshi murakami

photo:takeshi murakami

【やり方】
1. 左足を前方、右足を後方に、足をクロスさせた状態で立ち、両手を腰に当てる。
2. 両手を左膝に当て、前屈姿勢になる。右足を斜め後ろに引く。足を組み替えて反対側も同様に行う。

回数・所要時間

・回数:1セット左右各8回・1〜2セット行う
・所要時間:3分/セット

注意点

・上半身が倒れないようにする。
・バランスが取りづらい場合は壁や椅子を使う。

効かせたい部位

illustration : Adobe Stock

illustration : Adobe Stock

・腿の外側
・大腿筋膜張筋

解消できる悩み

・O脚
・股関節の硬さ

効果的な組み合わせ

下記のストレッチを行なってからこのストレッチをすると、股関節の動きがよくなり、歩行がスムーズになります。

記事情報

引用・参考文献

監修者プロフィール

記事画像

石田佑也(いしだ・ゆうや)
理学療法士・ランニングシューズマイスター・医療美容系ビデオグラファー
「1分1秒ベストなコンディション」をテーマに東京・神奈川を中心にアスリートからビジネスパーソン、キッズまで1万人以上のコンディショニングを行う。東京オリンピックメディカルトレーナーに選出され、世界のトップアスリートのコンディショニングにも携わる。ウェブメディアで理学療法士×シューフィッター×陸上競技選手の3つの視点からランニングシューズについての記事執筆、ウェブメディアの運営も行う。2021年から医療・美容系ビデオグラファーとしての活動も開始。健康経営のためのピラティス動画などの制作も行う。

制作

監修:石田佑也
撮影:村上タケシ
モデル:古里緑
文:kencom編集部

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