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2024.03.05

猫背を伸ばして、上半身の柔軟性UP!胸をしっかり伸ばす大胸筋ストレッチ【基本のストレッチ】

kencom編集部

photo:takeshi murakami

photo:takeshi murakami

ストレッチとは、意図的に筋や関節を伸ばす運動のことです。体の柔軟性を高めたり、ケガ防止のために準備運動に使われたりしていますが、近年では正しい姿勢の維持やリラクゼーション効果もあることがわかってきています。

ストレッチをする上で大事なことは
1. 時間は最低20秒
2. 伸ばす筋や部位を意識する
3. 痛くなく気持ち良い程度に伸ばす
4. 呼吸を止めないように意識する
5. 目的に応じて部位を選択する
この5つ。特に気をつけて欲しいのが、伸ばす筋や部位を意識すること。正しい方法で行わなければ期待した効果が得られないだけでなく、身体を痛めてしまう恐れがあります。

本連載『基本のストレッチ』では、理学療法士の石田佑也さんに正しいストレッチ法を教えていただきます。

大胸筋ストレッチ

大胸筋(だいきょうきん)は、胸部の大きな筋肉です。デスクワークなど、両腕が前方にある状態で背中が丸まった姿勢になっていることが多いと、背骨(胸椎)がうしろに湾曲して大胸筋が縮んでしまいます。大胸筋を伸ばすことで身体の柔軟性が向上し、猫背の改善も期待できます。

photo:takeshi murakami

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【やり方】
1. 壁の前に立ち、右手を肩の高さの位置で壁につけて、腕がピンと張るところに立つ。左手を腰に当て、目線も左側に向けて、身体を左側に反らす。
2. 右手を壁沿いに頭の高さまで上げる。目線は左斜め下に向けて、体を左斜め下にそらす。
3. 右手を壁沿いに腰の高さまで下げる。目線は左斜め上に向けて、体を左斜め上にそらす。逆側も同様に行う。

回数・所要時間

・回数:1セット左右、上、中、下各5回・1〜2セット行う
・所要時間:4分/セット

注意点

・勢いをつけ過ぎず、ゆっくり伸ばす。
・身体を反らしている方向を見る。

効かせたい部位

illustration : Adobe Stock

illustration : Adobe Stock

・大胸筋

解消できる悩み

・猫背
・肩こり

効果的な組み合わせ

下記のストレッチを行なってからこのストレッチをすると身体の前後にアプローチでき、柔軟性が向上します。

記事情報

引用・参考文献

監修者プロフィール

記事画像

石田佑也(いしだ・ゆうや)
理学療法士・ランニングシューズマイスター・医療美容系ビデオグラファー
「1分1秒ベストなコンディション」をテーマに東京・神奈川を中心にアスリートからビジネスパーソン、キッズまで1万人以上のコンディショニングを行う。東京オリンピックメディカルトレーナーに選出され、世界のトップアスリートのコンディショニングにも携わる。ウェブメディアで理学療法士×シューフィッター×陸上競技選手の3つの視点からランニングシューズについての記事執筆、ウェブメディアの運営も行う。2021年から医療・美容系ビデオグラファーとしての活動も開始。健康経営のためのピラティス動画などの制作も行う。

制作

監修:石田佑也
撮影:村上タケシ
モデル:古里緑
文:kencom編集部

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