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2023.09.10

秋を代表する味覚を堪能!焼きサンマのせ香味ご飯【シーフードの気分】

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

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魚の脂質に含まれるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は、血液中の中性脂肪やコレステロールを低下させ、動脈硬化予防に役立つと考えられています。具体的には、心筋梗塞や狭心症などの心疾患や、脳梗塞などの脳血管疾患、脂質異常症に認知症など、生活習慣病の予防が期待できます。

本連載では、季節の海の幸が豊富な神奈川県三浦と東京で二拠点生活を送る料理研究家のりんひろこさんに、旬を迎える魚介レシピを教えてもらいます。

今月のテーマは、サンマです。秋を代表する味覚といえばサンマ。近年は値段が上がってきているとはいえ、他の魚に比べれば手ごろな値段とサイズに加え、骨も柔らかく、そのまま焼くだけで食卓にあげられる手軽な魚です。

秋の味覚を手軽に楽しむ、焼きサンマのせ香味ご飯

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焼きサンマにひと手間加えて、香味野菜を混ぜたご飯の上にのせるだけで、ちょっと豪華でいつもと一味違うサンマご飯が出来上がります。美味しい秋の味覚を手軽に食卓に取り入れてみましょう。

材料(3~4人分)

米 2合
サンマ 2本
白ごま(あれば)

大葉 10枚
みょうが 2個
※その他、青ねぎ(みじんぎり)、しょうが(千切り)、長ねぎ(小口切り)などお好みのもの2種程度

【調味料】
しょうゆ 小さじ2
塩 1〜2つまみ

作り方

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1. 米は洗って吸水させ、通常より少し少なめの水加減で炊く。

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2. ホイルを敷いた上にサンマを並べ、グリルかフライパンで両面焼く。

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3. サンマを焼いている間に、大葉は丸めて千切りに、みょうがは縦半分に切ってから斜め薄切りにする。

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4. サンマが焼きあがったら、粗熱をとり、箸で頭と内臓を取り除く。

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5. 次におなかの方から開いて、半身に分けて中骨も取り除く。

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6. 半身の表面に残った腹骨などを丁寧に取り除く。半身の血合い部分を切り開くと入っている”血合い骨“はサンマの場合は柔らかく短いので、大人であれば気にならずに食べられるのでそのままでもOK。小さな子どもが食べる場合やどうしても気になるという方の場合は、血合いを切り開いて血合い骨も取り除く。

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7. 炊きあがったご飯に、3の大葉とみょうがと【調味料】を加えてよく混ぜ合わせる。

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8. 器に7のご飯を盛り、サンマを上にのせる。お好みで大葉とみょうがを少々取り分けておいて上に飾ってもOK。仕上げに白ごまをふったら完成。

りんさんからのアドバイス

このレシピでは、サンマは焼いた後に骨などを取り除くので、包丁で3枚におろしたりなどの手間もかからないので、魚料理初心者でも簡単に調理することができます。

また、下処理も不要で焼くため、生魚をおろしたあとの生ごみも発生せず、調理後の処理も楽ちんで匂うというような心配もありません。

サンマなどの青魚には、DHAとEPAが多く含まれています。これは悪玉コレステロールを減らす働きがあるとされています。ぜひこの秋はサンマを食卓の主役に取り入れてみてください。

記事情報

引用・参考文献

著者プロフィール

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りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。

制作

文・レシピ・写真:りんひろこ

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