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2023.03.15

【バドミントンの消費カロリー】やるなら楽しくダイエット!

ダイエットプラス

皆さんはバドミントンで遊んだことはありますか?学校の授業にも取り入れられていることが多いので、誰しも一度は経験したことがあるのでは。オリンピックの種目でもあり、世界で活躍する日本人選手も増えたことから、全国的にもバドミントンを始める人が増えているそうです。今回はダイエットでおすすめの運動のひとつとしてバドミントンを取り上げ、消費カロリーなどについてご紹介します!

バドミントンとはどんなスポーツ?

実はバドミントンは球技

バドミントンは、ラケットでシャトル(羽)を打ち合い、得点を競う球技です。最高初速はなんと時速493km!ギネスブックにも認定されるほど世界最速のスポーツとして知られています。本格的に取り組む場合は、体幹を鍛えるトレーニングやスマッシュの練習が必要ですが、ラケットやシャトルが軽いため幅広い世代でレクリエーションとしても楽しむことができます。

日本人の約8割が運動不足!

ダイエットを成功させるためには、食事と運動のバランスが欠かせません。皆さんは普段どのくらい体を動かせているでしょうか?
スポーツ庁の調査(令和3年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」)では、「運動不足を感じますか?」という質問に対して30代~50代の男女80%が「感じる」と回答しています。運動をする頻度が減った(または増やせない、増やさない)理由として「仕事や家事が忙しい」が最も多く、次いで「面倒くさい」「年をとったから」という結果でした。

バドミントンがダイエットにおすすめできる理由

バドミントンは通常2人以上で遊ぶので、仲間と一緒にやるからこその「楽しさ」が魅力です。楽しいから続けられるところも嬉しいポイント。さらに、バドミントンは誰しも一度はやった経験がある人が多く、挑戦するハードルが低く取り組みやすいスポーツです。費用もそれほどかからず、打ち合いのみであればネットも必要ないので気軽に始められます。

バドミントンでやせるの?

バドミントンの消費カロリー

厚生労働省によると、バドミントンは5.5メッツの強度があるとされています。メッツとは運動強度の単位で、安静時を1とした時と比べ、何倍のエネルギーを消費するか示したものです。デスクワークは1.5メッツ、犬の散歩や普通歩行は3メッツ、通勤や通学での歩行や自転車は4メッツとされています。
メッツから消費カロリーを求める計算方法は図の通りです。例えば50kgの人がバドミントンを1時間すると、288キロカロリーのエネルギー量を消費できます。30分では144キロカロリーです。144キロカロリーはビール350ml、小さめのおにぎり1個分のカロリーに相当します。

バドミントンでやせるには?

体重1kg減らすためには7000キロカロリーのエネルギー量が必要です。例えば3か月で1kgの体重を落としたい場合、7000kcal÷90日=78kcalとなり、毎日の生活の中で約80キロカロリー分を食事で減らすか運動でエネルギー消費することになります。先ほど体重50kgの人が30分バドミントンをすると144kcalのエネルギー消費になると計算できました。つまり、週に2回(1回30分)続けると、3か月で体重1kg減がみこめる計算になります。
また、脂肪を減らすためには有酸素運動が有効とされています。激しくスマッシュを打ち合うよりは、適度に声をかけあいながら長くラリーが続くような打ち合いが良いでしょう。

ストレッチとこまめに水分補給、休憩を

バドミントンは手軽に始められる印象がありますが、肩回りを大きく動かしたり、太ももやアキレス腱など筋肉を大きく動かすスポーツです。筋肉痛やけがなど防ぐためにも始める前にしっかりとストレッチングをしましょう。
また楽しくなると、夢中になり長時間続けてしまいがちですがこまめに休憩を入れ水分補給も忘れずに。ほどよく汗をかくくらいで終わらせる方が長く続けていくポイントです。

まとめ

とにかく楽しむことが大事!

バドミントンは揃える道具も少なく、比較的カロリー消費が高いスポーツです。友達やご家族と一緒にとにかく楽しみながら体を動かして、ダイエットにつなげましょう!

【参考文献】
公益財団法人 日本オリンピック委員会.協議紹介.バドミントン(https://www.joc.or.jp/sports/badminton.html)閲覧日2022年9月1日

スポーツ庁.令和3年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」について.運動不
足につい(https://www.mext.go.jp/sports/content/20220310-spt_kensport01-000020487_1.pdf) 閲覧日2022年9月2日

国立健康・栄養研究所.改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』.(https://www.nibiohn.go.jp/files/2011mets.pdf)閲覧日2022年9月3日

(著者:井上 慶子 (管理栄養士))

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