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2022.09.30

ペペロンチーノとたらこパスタ、疲労回復ビタミンをとりやすいのはどっち?【管理栄養士がジャッジ Vol.66】

kencom公式:管理栄養士・長有里子

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最近は、”秋バテ”という言葉をよく耳にするようになりました。暑さがピークを越えたはずなのに、夏バテのようなだるさや疲れなどを感じていませんか?

今回は疲労回復に注目して、普段の食生活に取り入れやすいパスタの栄養をみていきましょう。

ペペロンチーノとたらこパスタ、疲労回復ビタミンをとりやすいのは?

正解は、たらこパスタ

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ペペロンチーノもたらこパスタも、おうちごはんはもちろん、外食や中食で人気のメニュー。どちらも特徴的な栄養成分を含みますが、疲労回復を目的とするならば、たらこパスタを選びましょう。

たらこには”疲労回復ビタミン”と呼ばれる「ビタミンB1」が豊富に含まれています。ビタミンB1は炭水化物の代謝をスムーズにし、エネルギーに変えるのを助ける働きがあります。ビタミンB1が不足すると、エネルギー不足により倦怠感などの不調がでることがあります。

ちなみに、ビタミンB1が多い代表食品には豚肉がありますが、たらこには豚肉に匹敵するほどのビタミンB1が含まれています。

また、たらこパスタと同じく人気の明太子のパスタですが、明太子のビタミンB1の量はたらこの半分以下です。つまり、疲れているなと感じたら、明太子パスタよりもたらこパスタの方を選ぶとよいでしょう。

ペペロンチーノにはハムをプラス!

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一方、ペペロンチーノのメイン具材であるにんにくは、スタミナアップ食材として有名ですよね。これは、にんにくの辛み成分である「アリシン」が、体内でビタミンB1と組み合わさると、ビタミンB1の吸収が高まり、エネルギー代謝がスムーズになるという仕組みだからです。

ただ、ペペロンチーノにはビタミンB1が多い食材が含まれていないため、ご家庭で作る場合には、ビタミンB1が含まれるハムやベーコンなどを加えるのがおすすめです。

「パスタは太る」このイメージは本当?

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以前ご紹介した記事「植物性たんぱく質を多く含む食材はどれ?」で、ランキング1位だった食材を覚えていますか?正解はパスタですが、意外にも1食分(※)のパスタには、10.6gものたんぱく質が含まれています。(※乾燥1人分約80gを茹でて、200gになったもの)

白米のご飯と比べると、カロリーは茹でたパスタとほぼ同じ。たんぱく質や食物繊維、鉄分などはパスタのほうが豊富です。(共に100gで比べた場合)

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パスタは高カロリーで太りやすいといわれますが、これはパスタソースに油分が多い傾向にあるため、全体的にカロリーアップしてしまうのが原因です。しかし、パスタで摂りやすい栄養成分があるのは事実。ダイエットは、カロリーの多さだけが関係するわけではないので、適度に食生活に取り入れ、パスタをおいしくいただいてくださいね。

▼参考文献

旬の野菜の栄養事典(女子栄養大学名誉教授 吉田企世子監修/X-Knowledge)

過去の『管理栄養士がジャッジ』はこちらから

著者プロフィール

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■長 有里子(おさ・ゆりこ)
管理栄養士/sazukaru代表。
人気サイト「服部幸應先生の1週間ダイエットレシピ」の監修経歴、食と健康の総合ポータルサイト「イートスマート」立ち上げメンバー。サイトや書籍の栄養監修多数。現在はプレコンセプションケアにも力を入れている。

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