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2021.10.23

霜降(そうこう)/冬のからだ準備はいち早く始めよう | こころとからだの二十四節気

ワコール ボディブック

霜降(10月23日)になると、寒さの深まりを急激に感じられるようになります。寒冷順化といわれるように、寒くなればなるほど、からだも寒さに立ち向かう準備が必要です。

体温調節や発汗調節は自律神経が深く関与しているのですが、この時期は自律神経が疲弊しやすく、調整が上手くできないこともあります。免疫力も低下しやすく、かぜやアレルギーなどを発症しやすいのも、この時期です。さらに、寒さにより動きがにぶって循環が悪くなり、手足の冷えやむくみが目立つことも。特に慢性的な疾患を抱えている人は、悪化させないよう早めのケアが必要です。

霜降にケアしたいツボ

八風(はっぷう)

位置:左右の足の指の間に位置するツボで、指の股の部分。

方法:足指の先からツボの位置をつまむように、刺激します。イタ気持ちいい程度に5秒押して5秒離す刺激を1セットとし、5〜10回ほど毎日行いましょう(両方の足を同じように)。冷えが強い場合はお灸を行うことも効果的です。

効果:冷え性、生理痛、生理不順、むくみなど女性ならではの症状に対し、予防効果を発揮します。

指間穴(しかんけつ)

位置:人差し指〜小指の各間に位置するツボ。手の指の股の部分。

方法:反対の手の指を使って、イタ気持ちいい程度につまみましょう。5秒押して5秒離す刺激を1セットとし、5〜10回ほど行うようにしましょう(両方の手を同じように)。冷えが強い場合は、お灸を行うことも効果的です。

効果:自律神経を整え、全身の循環を促します。手の冷えだけでなく、手のしびれや手の乾燥・多汗症などにも効果的です。

外関(がいかん)

位置:手首の横じわから指3本分ひじのほうに下がった骨の間。

方法:イタ気持ちいい程度に5秒押して5秒離す刺激を1セットとし、5〜10回ほど押すようにしましょう。また、爪楊枝やボールペンの先、ゴルフボールなどで刺激を加えてもいいでしょう。

効果:からだをリラックスさせ、自律神経の機能を調整してくれる万能のツボです。冷え性以外にも、眼精疲労や頭痛・車酔いや船酔い・めまい・腰痛や慢性化した発熱を和らげる効果があります。

文/伊藤和憲(鍼灸師・明治国際医療大学教授)
イラスト/中根ゆたか

伊藤和憲(いとうかずのり)

伊藤和憲(いとうかずのり)
鍼灸師・明治国際医療大学教授・鍼灸学部長・鍼灸臨床部長
1972年生まれ。鍼灸学博士。全日本鍼灸学会理事。明治国際医療大学鍼灸学部教授。明治国際医療大学大学院鍼灸学研究科教授、同大学大学院研究科長。2012年~2014年、厚生労働省科学研究費助成事業 地域医療基盤開発推進事業「慢性疼痛患者に対する統合医療的セルフケアプログラムの構築」, 2014年~2015年同研究助成事業「鍼灸における慢性疼痛患者の治療方針ならびに医師との連携に関するガイドライン」の研究班班長を務める。また、2016年より過疎化対策の一環として京都府南丹市にて養生の体験教室「MIYAMA 森の湯治場」、さらには奈良県宇陀郡曽爾村の美人プロジェクトを監修。明治国際医療大学附属鍼灸センター長を務め、「はり・きゅう」の治療に当たるとともに、慢性痛患者のためにセルフケアを指導している。

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