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2021.10.26

腸にはやっぱりヨーグルト?毎日とりたいわけも解明 | スリムの法則「食に美あり!」

ワコールボディブック

腸をキレイにしておくと病気知らずと言われることも多くなり、ここ数年で「腸活」を意識されるようになった方も多いのではないでしょうか?

腸内環境を整える善玉菌(有用菌)としては、「乳酸菌」「ビフィズス菌」が有名です。

これに対して、悪玉菌(有害菌)は「大腸菌」や「ウェルシュ菌」と言われるものです。

腸内フローラ(腸内細菌叢)は、年齢とともに変化するのですが、新生児のころは善玉菌のビフィズス菌が圧倒的に多いのに対し、歳を重ねるごとに、ウェルシュ菌などの悪玉菌が増えていくとされています。

腸内フローラの乱れは、免疫力の低下、アトピー性皮膚炎やアレルギー疾患の悪化、肌荒れ、にきび、うつ病、生活習慣病の発症とも関連があると言われているので、腸内環境はしっかり整えておきたいところです。

味噌汁だけでも腸活になる

腸活のための菌は、よく耳にする乳酸菌以外にも、酵母菌や納豆菌、酢酸菌など、いろいろな菌があります。これらほとんどの菌類が、腸内のビフィズス菌等の善玉菌を増やし、腸内フローラを整え、免疫力UPにつながる働きをすると言われています。

ですから、ヨーグルトはもちろん納豆や甘酒、みそやしょうゆといった調味料も、腸活に欠かせない発酵食品です。「今まで腸によいこと、していないわ」と思った人も、日常で味噌汁は飲んでいることでしょう。日本人ならではの食生活は本来、腸にとってはとてもよいことなのです。

ヨーグルトを毎日食べるという人も、多いでしょう。ヨーグルトと一緒に、「プロバイオティックス」という言葉を聞くこともよくありますね。

プロバイオティックスとは、「腸内フローラのバランスを改善することにより宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」と定義されています。同じ菌の種類であっても、健康に大きな違いが出る場合もあるので、ヨーグルトメーカーなどは、<ラクトバチルス カゼイ ○○株><ビフィズス菌 ○○株>などのように機能性を有した菌株を用いて商品を製造しています。

最近では有用な微生物が使用されているヨーグルトそのものをプロバイオティックスと呼ぶこともあります。商品を買うときには、どんな菌が入っているのか、プロバイオティックスという言葉にもちょっと注目してみるのも面白いかもしれませんね。

いろんな菌、いろんなヨーグルトを毎日

ちょっとここで知っておきたいのが、プロバイオティックスとして知られている菌の多くは、「一定期間しか腸内にとどまらず、通過して排泄されてしまう」いうこと。ですから、ヨーグルトは毎日定期的に摂ることがすすめられています。

毎日同じヨーグルトをとるのもよいですが、種類を変えるといろいろなタイプの菌をとることができて、これまたよいそうです。毎日とっている人もそうでない人も、菌目線でヨーグルト、選んでみてはいかがですか?いつもの売り場の風景も、腸活視点で見てみるとまた新たな発見があるかも!

参考書籍
Nutrition Care 2018 第11巻1号(通巻122号)(MC メディカ出版)

文/おくだじゅんこ(管理栄養士)
イラスト/いしわたりきわこ

おくだじゅんこ/管理栄養士

広島生まれ。2004~2012年の8年にわたり株式会社ワコールに勤務。陸上選手から社員まで幅広く健康管理に携わる。 病院栄養士を経て、現在は広島酔心調理製菓専門学校にて、調理師やパティシエの卵たちと「健康且つおいしい!」を追求し、日々奮闘中。

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