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2021.08.27

冷や奴に生姜と鰹節、食欲をアップさせたい時にはどっち?【管理栄養士がジャッジ Vol.43】

kencom公式:管理栄養士・長有里子

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気候の変化で食欲が落ちる今の時期は、さっぱりと食べることのできる「冷や奴」がより一層おいしく感じますね。では食欲をアップさせたいとき、冷や奴にどんなものをトッピングするのがおすすめでしょうか?

今回は、薬味の定番である「生姜」と「鰹節」で比べてみましょう。

冷や奴に生姜と鰹節、食欲をアップさせたいときはどっち?

正解は、生姜

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冷や奴のトッピングにはお好みのものがあるかと思いますが、もしこの暑さで食欲が低下しているなら「生姜」をのせてみましょう。独特の香り成分であるジンギベレンやシトロネラールには、胃液の分泌を促す作用があるため、食欲増進に役立つからです。

また、冷や奴にはおろした生姜をのせることが多いですが、この「おろす」というのもポイント。生姜の香り成分は、細かくするほどその特性が生かされるため、おろし生姜をのせるというのは食欲アップにおすすめなのです。

鰹節は、超高たんぱく食品!

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一方、乾物の代表のひとつ「鰹節」は、たんぱく質が100g中約64.0gという高たんぱく食品です。ただ、一回に食べる量は少ないため摂れるたんぱく質量も少量ですが、たとえば1パック(4g入り)であれば約2.6gのたんぱく質が摂れることになります。

また鰹節のトッピングは、減塩にも効果的です。鰹節には旨味が豊富なので、少ない醤油でもおいしく感じられるのです。ただし、醤油など水分を吸収しやすいため、醤油をかけるときはなるべく鰹節にはかけないようにすると、減塩しやすいですよ。

木綿豆腐と絹豆腐では栄養が違う!

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さて、冷や奴の豆腐は木綿と絹、どちらがお好みでしょうか?

濃厚な味わいが好みであれば木綿、軽やかな口当たりが好みであれば絹、といった食感や味わいの違いに加え、栄養価でも違いがあります。

木綿豆腐は絹豆腐よりも水分量が少ないこともあり、例えば鉄分は約1.3倍、カルシウムは約1.2倍です。反対に、余分な塩分を排出する作用のあるカリウムについては、絹豆腐のほうが約1.4倍多く含まれています。またカロリーは、絹豆腐のほうが2割ほど低カロリーになります。

このように冷や奴は、使う薬味や豆腐によって栄養に違いがでてきます。ご自身の定番の食べ方ももちろんおいしいはずですが、その時々の体調などによって食べ分けるというのも良いかもしれませんね。

▼参考文献

旬の野菜の栄養事典(女子栄養大学名誉教授 吉田企世子監修/X-Knowledge)

過去の『管理栄養士がジャッジ』はこちらから

著者プロフィール

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■長 有里子(おさ・ゆりこ)
管理栄養士/sazukaru代表。
人気サイト「服部幸應先生の1週間ダイエットレシピ」の監修経歴、食と健康の総合ポータルサイト「イートスマート」立ち上げメンバー。サイトや書籍の栄養監修多数。現在はプレコンセプションケアにも力を入れている。

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