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2021.08.06

立秋(りっしゅう)/気温の変化による夏バテに注意 | こころとからだの二十四節気

ワコール ボディブック

立秋(8月7日〜)のころは、日中はとても暑いものの、朝晩は少しずつ涼しく感じるようになる時期。1日の中で温度差があり、からだは体温調節をさかんにしなければなりません。

体温調整をつかさどる自律神経の機能が低下すると、夏なのに手足に冷えを感じたり、冷房が寒く感じたり、食欲が低下したり、ひどいときには食中毒を起こしやすくなります。夏バテや夏かぜにもつながるので、からだをあたためつつ、ツボケアも日常習慣に。

立秋にケアしたいツボ

労宮(ろうきゅう)

位置:軽く握りこぶしをつくったときに中指と薬指の先端が触れる場所。
方法:反対の手の指で、イタ気持ちいい程度に5秒押して5秒離す刺激を1セットとし、5〜10セットほど行いましょう。ゴルフボールなどを握り、刺激するのもいいでしょう。
効果:特に精神的な疲れに効果があります。また、自律神経の働きを整えるツボなので「夏バテ」だけでなく、「ストレス」「不眠」「うつ症状」「だるさ」などを改善できます。

湧泉(ゆうせん)

位置:足の裏、指をグッと内側に曲げると足裏にくぼみができる場所です。
方法:イタ気持ちいい程度に5秒押して5秒離す刺激を1セットとし、5〜10セットほど刺激しましょう。ゴルフボールで刺激したり、お灸をするのもおすすめです。
効果:肉体的な疲労を改善してくれる、元気の源となるツボ。からだ全体に血流を巡らせるため、「足の冷え」「脚の疲れ・むくみ」はもちろん、更年期による体調不良、生理痛にも効果があります。

関元(かんげん)

位置:おへそに手を置いて、指4本分(5〜6cm)ほど下。
方法:仰向けでおなかに手を重ね、力を入れずに優しくツボを「押して離す」動作を10回ほど繰り返します。また、このツボを中心に円を描きながらマッサージしたり、冷えている場合にはお灸やカイロを貼るのもおすすめです。
効果:全身の調子を整える大事な場所で、主に生殖器官や泌尿器官などに効果を発揮します。腰痛や下腹部・足の冷え、さらには生理痛や月経痛・月経不順などの婦人科疾患の予防・治療にも効果的です。

文/伊藤和憲(鍼灸師・明治国際医療大学教授)
イラスト/中根ゆたか

伊藤和憲(いとうかずのり)

鍼灸師・明治国際医療大学教授・鍼灸学部長・鍼灸臨床部長
1972年生まれ。鍼灸学博士。全日本鍼灸学会理事。明治国際医療大学鍼灸学部教授。明治国際医療大学大学院鍼灸学研究科教授、同大学大学院研究科長。2012年~2014年、厚生労働省科学研究費助成事業 地域医療基盤開発推進事業「慢性疼痛患者に対する統合医療的セルフケアプログラムの構築」, 2014年~2015年同研究助成事業「鍼灸における慢性疼痛患者の治療方針ならびに医師との連携に関するガイドライン」の研究班班長を務める。また、2016年より過疎化対策の一環として京都府南丹市にて養生の体験教室「MIYAMA 森の湯治場」、さらには奈良県宇陀郡曽爾村の美人プロジェクトを監修。明治国際医療大学附属鍼灸センター長を務め、「はり・きゅう」の治療に当たるとともに、慢性痛患者のためにセルフケアを指導している。

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