メニュー

2021.08.14

ざっくり?きっちり?自分の生活にフィットする収納方法の見つけ方

kencom公式:ライフオーガナイザー® ・門傳奈々

記事画像

雑誌に紹介されている収納に憧れ、自分でもやってみたけれどなぜか使い勝手が良くない…そんな経験はありませんか。それは「自分に合った収納方法ではない」からです。

見た目が素敵な収納でも自分の性格や暮らしに見合っていない場合は、使いにくいと感じてしまいます。そこで今回は、収納方法を「ざっくり収納」と「きっちり収納」に分け、どちらが自分に合っているのかを知る方法を紹介します。

今の収納、自分の性格や生活スタイルに合っていますか?

記事画像

本当はざっくり収納が合っている人がきちんと収納を取り入れようとすると、以下のような問題が発生します。
・収納までの手順が多く面倒
・いつも綺麗にキープしておかなくてはいけない
・中身が見えない収納に手間と時間を費やす

反対に、きちんとした収納が合っている人がざっくり収納を取り入れた場合の問題は、以下の通りです。
・何がどこにあるのか見つけるのに時間がかかる
・見た目が揃っていないので、モヤモヤする
・ごちゃごちゃしていると感じる

収納方法が合ってないと、片づけているはずなのにストレスが減るどころか増える…という悲しい結果になってしまいます。

ざっくり派?きっちり派?アナタはどっち?

普段の生活の中でしている整理収納のクセや、性格、片づけにかけられる手間と時間などから、その人に合っている片づけ方を見つけましょう。ざっくり、きっちりそれぞれに向いている収納方法などを紹介します。当てはまるものが多い方が自分に合った収納方法です。

【ざっくり派チェック】

記事画像

□ 収納は分かりやすい仕組みが好き
□ 収納から取り出したり、戻したりするのに時間をかけたくない
□ 手順が多い収納は苦手
□ 「面倒くさい」が口グセ
□ 中身が見えない収納は不安

ざっくり収納のメリット

・収納ボックスに放り込むだけでラクにしまえる
・大まかに分ければ良いのでルールがわかりやすい
・収納に時間を割けられない人に向いている
・家族にも協力を得られやすい

⇒ざっくり収納に向いているのはこんな人!
・しまうときのストレスを減らしたい人
・収納の見た目にこだわりが少ない人
・整理収納初心者

【きっちり派チェック】

記事画像

□ 収納に手間がかかっても、きちんと揃っている収納ボックスを使いたい
□ きれいにラベルを貼って揃えるのが好き
□ 一つ一つのものの置き場をしっかりと決めたい
□ ものごとを一つ一つ確実にやるのが苦にならない
□ 中身が見えないような収納の方が好み

きっちり収納のメリット

・収納の見た目がきれいで統一感がある
・一つ一つのものに収納場所が与えられている
・何がどこにあるのかはっきりしているのでものを見つけやすい
・きちんと整理できているという満足感が得られる

⇒きっちり収納に向いているのはこんな人!
・収納の見た目にこだわりがある人
・一つ一つのものを決まった場所にしまいたい人
・収納の中身を見せたくない人

【実例】同じものをざっくり収納/きっちり収納で比較

それぞれのメリットがわかったところで、実際にどのような収納が「ざっくり収納」「きっちり収納」なのかを実例で紹介します。見た目の違いや、収納の手順にもそれぞれ違いがあるので、自分にはどちらが合っているのかを考えるきっかけになります。

文房具の収納

文房具のざっくり収納は、しまう場所だけ決めておく。

文房具のざっくり収納は、しまう場所だけ決めておく。

「ざっくり収納」した場合

かごにハサミやペンなどをまとめて収納しています。ルールは「文房具類はここに入れればOK」「ここに入る分だけ持つ」としています。ものの住所を決めることで、家族から「〇〇はどこ?」と聞かれることがなくなり、各自が自分で取り出してくれます。

仕切りがあるので、綺麗に収めると見た目もスッキリ。

仕切りがあるので、綺麗に収めると見た目もスッキリ。

「きっちり収納」をした場合

子どもの文房具は、机の引き出しの中に収納しています。無印良品のケースを仕切りがわりに利用し、文房具を細かく区切って収納しています。「この場所はハサミ」「この場所は修正テープ」など、置き場所が細かく決まっているため、パッとみて何がどこにあるのかが一目瞭然です。お子さんの引き出しの中に仕切りをつけてあげると、片づける習慣がつくようになります。

キッチンツールの収納

キッチンツールを1箇所にまとめ、家族が手伝う際もわかりやすく。

キッチンツールを1箇所にまとめ、家族が手伝う際もわかりやすく。

「ざっくり収納」をした場合

我が家の場合、「キッチンツールはこのカラトリースタンドに全て入れる」をルールにしています。すると、このスタンドに入る分だけキッチンツールを持つようになり、無駄に数を増やさずにすみます。キッチンに出しっぱなしにしてあるので、調理の際にもパッと取り出せて便利です。

記事画像

「きっちり収納」をした場合

キッチンツールを一つ一つ吊り下げたり、引き出しに並べて収納場所を設けると、数の管理がしやすくなります。ものを増やさずに済むため経済的かつ、取り出しやすい状態を意識すれば家事も効率的になります。

下着類、靴下の収納

靴下は丸めてポンと入れるだけのざっくり収納。

靴下は丸めてポンと入れるだけのざっくり収納。

「ざっくり収納」をした場合

我が家の場合、子どもたちの下着や靴下は、引き出しの中にボックスを2つ設けて、それぞれのボックスに投げ込むだけのざっくり収納です。ざっくり収納なら、子どもでも簡単にしまうことができます。

牛乳パックを高さ半分の部分で切った収納ボックス。

牛乳パックを高さ半分の部分で切った収納ボックス。

「きっちり収納」をした場合

夫の靴下入れは、牛乳パックで作ったものです。パックの幅が靴下を入れるのにちょうど良く、一つの仕切りに1組の靴下を入れて収納しています。こうすることで、取り出しやすくなるだけでなく、数の管理もしやすくなります。

服飾雑貨の収納

取り出したいスカーフはスッと抜き取れば取り出せます。

取り出したいスカーフはスッと抜き取れば取り出せます。

「ざっくり収納」をした場合

無印良品のスカーフ用アルミハンガーにスカーフを何枚かまとめて収納しています。かけるときも場所などを意識することなく重ねてかけていきます。1カ所にまとめることで、探す際の時間ロスが防げます。

こちらのハンガーはニトリのもの。ネクタイを一本ずつ収納。

こちらのハンガーはニトリのもの。ネクタイを一本ずつ収納。

「きっちり収納」をした場合

夫の朝の支度の時短に欠かせないのが、きっちり収納されたネクタイです。つけたいネクタイが一目でどこにあるか分かるため、朝の準備もスムーズに行えます。

収納は「取り出し/元に戻す」のどちらをラクにしたいかで考える

記事画像

ざっくり収納、きっちり収納のどちらが自分に合っているのかを考えるとき、「1.ものを取り出すとき」「2.元の場所に戻すとき」、「1」と「2」のどちらの作業をラクにしたいかを一番に考えると良いでしょう。

「1」をラクにしたい人はきっちり収納に、「2」をラクにしたい人はざっくり収納が向いています。

その理由は、ざっくり収納はしまうときは投げ込み式でラクですが、取り出すときは使いたいものを探す時間と手間がかかります。反対にきっちり収納は、決められた場所にきちんとしまわなくてはいけないので、収納する際に少し時間がかかりますが、取り出すときはパッと取り出すことができます。

生活にフィットした仕組みで収納をラクに!

記事画像

ざっくり収納ときっちり収納は、どちらもそれぞれに良さがあります。自分に合った収納方法が見つかると、片づけのストレスが軽くなり、自然と空間が片づいてきます。ご紹介した内容を参考に、今の生活にフィットした収納方法を見つけて暮らしのストレスが軽くなると良いですね。

▼門傳さんの過去の記事もチェック!

著者プロフィール

記事画像

■門傳奈々(もんでん・なな)

ライフオーガナイザー®、メンタルオーガナイザー®︎、整理収納アドバイザー1級。夫と3人の子どもがいる5人家族。夫の転勤に伴い、中東、インドなどで海外生活を送った後、日本に帰国。「片づけが苦手」だった自分の経験を生かし、だれでも簡単に整理できる収納方法を提案するため、個人宅を訪問しお片づけのお手伝いをしたり、お片づけ講座、お片づけお悩みシェア会などを開催。

この記事に関連するキーワード