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2021.07.21

辛味とハーブが食欲をそそる!ナスと豚肉のバジル炒め

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

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普段の食事でハーブを取り入れることはありますか?

あまりハーブと馴染みのない方でも、バジルはマルゲリータピッツァやパスタのジェノベーゼなどで食べたことがあるのでは。台湾では香味野菜として炒め物や刻んで薬味に、またはサラダ、スープなど何にでも使われる万能野菜です。
ご家庭でも炒め物に加えるだけで、いつもと違う風味が楽しめますよ。

今回は、夏バテに良い豚肉とナスを炒めて、バジルで香り付けした一品。ナスの皮は、咀嚼能力が落ちてきている方には食べにくいこともあるので、皮をピーラーでむいて調理しても良いでしょう。ピリ辛なので、食欲の落ちやすいこの時期にも食欲をそそるおかずになりますよ。

【材料(3人前)】

ナス 3本
豚肉 200g
バジル 2本分
にんにく 1片
油 少々
豆板醤 小さじ1/2


ウスターソース 大さじ1/2
しょうゆ 大さじ1

※辛いものが苦手な方や、辛いものでむせやすい方向けには豆板醤を省いてもよいですよ。

作り方

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1.ナスはヘタを切り落とし、横に半分に切って、さらに縦に4等分に切る(食べにくい場合は、薄切りにするか、皮をむくとよい)。豚肉は3cm幅に切り、バジルは葉を摘み取る。にんにくはみじん切りにする。

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2.フライパンに油を熱し、にんにくと豆板醤を加えて炒め、香りがたったら豚肉を加えて色が変わるまで炒める。

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3.ナスを加えて、中に火が通るまで炒めたらAを加えて全体を炒め合わせる。

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4.最後にバジルを加えて、さっと炒め合わせたら出来上がり。

おいしいワンポイントアドバイス

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ナスはカリウムを多く含んでいて、身体の熱を逃す働きがあり、夏バテ対策になります。また、皮の紫色は「ナスニン」と呼ばれるポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があります。

バジルにはβーカロテンの他、ビタミンCやEなど、抗酸化作用のある栄養素が豊富に含まれているため、アンチエイジングや病気予防が期待できます。
また、バジルに含まれる香り成分は鎮静作用や強壮作用、リラックス作用があり、近年の研究ではこれらのハーブの香りに抗がん作用もあることがわかってきました。

りんひろこ

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料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。

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