ニラとニンニクでスタミナUP！冬を乗り切る「ピリ辛坦々鍋」

12月になり本格的な鍋のシーズン到来ですが、鍋を作るといつも同じ味になってしまうというお悩みはありませんか。寒さが増してくるこの頃、辛い食べ物で身体を温めたい時におすすめなのが「坦々鍋」です。

豆板醤を使ってピリッと辛みをきかせた、野菜と豆腐がたっぷりでヘルシーな鍋ですよ。煮込まなくても良い豚ひき肉や、火がすぐに通るニラを使うので、さっと作れるのも便利です。

豚ひき肉　200～300g（お好みで）
豆もやし　１袋（ふつうのもやしでもOK）
ニラ　１束
にんにく　１片
絹ごし豆腐　１丁
ごま油　大さじ1/2

Ａ
豆板醤　大さじ２
しょうゆ　大さじ３
砂糖　大さじ1/2

Ｂ
水　800ml
顆粒チキンスープの素　大さじ１

１．ニラは4cm幅に切り、にんにくは薄くスライスする。絹ごし豆腐は2cm幅に切る。

２．鍋（テフロン加工されたものがおすすめ）に油を熱し、にんにくを炒めて香りがたったら、豚ひき肉を入れて炒める。肉の色が変わったらＡの調味料を加えてさっと炒める。
※焦げ付きやすい鍋の場合は炒める手順をフライパンで行い、３で鍋に移す。

３．２にＢを混ぜて溶いたスープを加えて、強火で沸騰するまで煮る。

４．絹ごし豆腐を鍋に加え、その上から豆もやしも入れて３分程度煮る。

５．最後にニラを加えて１分程度煮たら出来上がり。

ニラは緑黄色野菜の中でも抗酸化作用の強いβカロテンやビタミンＥ、そしてビタミンＣなどが豊富に含まれています。
ニラの特徴的なにおい成分「アリシン」は、豚肉に含まれるビタミンB1と結びつき糖質の代謝を高めるので、疲労回復効果も期待できます。

年末年始の忙しいこの時期の、スタミナアップにもばっちりな一品ですよ。

料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』（世界文化社）がある。