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2021.11.25

丸まった背中は腹から立て直す!腹斜筋を刺激するゆるい方法【リモレッチ極#20】

kencom公式:柔道整復師・中村雅貴

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デスクワークの姿勢を気にしたことはありますか?

ついつい作業時間が長くなると、「仙骨座り」になってしまう方が多いかと思います。
仙骨座りとは、座った際に骨盤が大きく後ろに傾き、骨盤の後面になる仙骨で身体を支えながら座っている状態です。
見た目は椅子からずり落ちそうな姿勢で、長くこの状態が続くと、猫背になり、胸椎や腰椎にもストレスが生じ、腰痛や背中や肩の凝りの原因になります。
姿勢を整える特集3回目では、この座り方を正す方法を紹介していきます。

座り方の乱れで丸まった背中を正そう

仙骨座りが癖になってしまうと、座った時の姿勢だけでなく、立った時の姿勢も猫背になってしまい、身体前面の筋肉が硬くなり、良い姿勢が保てなくなります。
ついつい仙骨座りをしてしまう方は、定期的に身体前面の筋肉を刺激することで、予防改善が期待できますよ。

本日は仙骨座りの改善で特に重要だと思われる筋肉、「腹斜筋」を刺激する簡単リモレッチをご紹介します。
腹斜筋は骨盤から肋骨に付着する筋肉で、姿勢が悪い方は身体が丸くなる為、腹斜筋が硬くなる傾向が多くあります。
腹斜筋の柔軟性があると、座る姿勢もきれいになりますので、ぜひ行ってみてください。

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やり方

1.肩幅で立つ

2.軽く膝を曲げ、お尻の穴を締め、骨盤を正面に向ける

3.手を軽く握り、肘を曲げて手を胸の前にセットし、骨盤は正面を向いたまま、身体を左右に捻る

左右10回行う

見た目も内側もまっすぐ整えよう

今回リモレッチを行った腹斜筋は、お腹周りをスッキリ見せるのにも一役買う筋肉です。
少し刺激するだけでも、十分効果がありますので、背筋とともに整えましょう。

腹筋運動と言われると、寝転がって行うイメージがありますが、今回のリモレッチは立ってできますので、隙間時間にも行いやすいですよ。

中村 雅貴(なかむら・まさたか)

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柔道整復師。柔道整復師の父を持ち、自身も柔道整復師としてこれまで述べ5万人の身体を施術、身体づくりサポート。整骨院で三年間、整形外科で三年間勤め、整骨院では基礎的な身体のしくみや、リラクゼーション、テーピングの仕方を学び、整形外科ではより詳しく整形外科的疾患のリハビリ方法や骨折の後療法を学ぶ。これまでの医療現場の経験を活かし、独自に「VCL/JAM」メソッドを考案。現在大手ジムでのコンサルや、スポーツトレーナーとのコラボレーションによるイベント開催、タレントによる体操本の監修等、幅広く活躍中。

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