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2021.10.14

キーボードやスマホの使い過ぎからくる手の痺れを克服せよ!【リモレッチ極#17】

kencom公式:柔道整復師・中村雅貴

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スマホを触っていると、親指の付け根あたりから痛みや痺れを感じることはないでしょうか?
また、キーボードを打ち続けていると、親指を中心に人差し指や中指が痺れるという方。これは、掌の付け根にある神経を圧迫しているせいかもしれません。

スマホの使い過ぎから注目される「手根管症候群」を予防する、簡単なリモレッチをご紹介していきます。

スマホやPCの普及で手指の疲労は増えています

手首の掌側、付け根部分には、正中骨と靭帯で囲まれた手根管と呼ばれるトンネルのような空間があり、正中神経という神経が通っています。
この正中神経は親指から薬指までの感覚を司どるとともに、親指の肉球部分の筋肉にも命令を出しています。
長時間キーボードなどの動作を繰り返していると、手首の関節が硬くなり、前腕の筋肉が緊張し、正中神経を圧迫し、手先の痺れを引き起こします。

最初はわずかな痺れが、放置をすると徐々に痺れや痛みが進行し、デスクワーク作業が難しくなってしまう可能性があります。
この部分をケアするためには、前腕を緩めてあげることが大切です。
今回は、前腕にアプローチするリモレッチをご紹介します。

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やり方

1.四つ這いになり、指先を自分に向けて両手を着く

2.指先ができるだけ、離れないように、身体を後ろにゆっくり引き、前腕のストレッチを感じたら止まり、20~30秒伸ばす

2〜3セット行う

痛みが出る前に!早め早めに行おう

指の痺れや痛みは一度出てしまうとなかなか気になって仕事が手につかないものです。
まだ平気という方も、早めにストレッチを行って、痛みが出る前にしっかりとケアしてあげましょう。

中村 雅貴(なかむら・まさたか)

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柔道整復師。柔道整復師の父を持ち、自身も柔道整復師としてこれまで述べ5万人の身体を施術、身体づくりサポート。整骨院で三年間、整形外科で三年間勤め、整骨院では基礎的な身体のしくみや、リラクゼーション、テーピングの仕方を学び、整形外科ではより詳しく整形外科的疾患のリハビリ方法や骨折の後療法を学ぶ。これまでの医療現場の経験を活かし、独自に「VCL/JAM」メソッドを考案。現在大手ジムでのコンサルや、スポーツトレーナーとのコラボレーションによるイベント開催、タレントによる体操本の監修等、幅広く活躍中。

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